皆さんはノーズワークという遊びをご存知でしょうか? ノーズワークとは、犬の優れた嗅覚を使って行う遊びのことです。 一般的に宝探しのようなあそびなのですが、実はこのあそび、子犬から老犬までどんな犬でも楽しめる優れた遊びなんです。
1. 愛犬と室内で遊べるノーズワークがおすすめの理由は?
ノーズワークは色々なメリットがあります。
1)季節や天候を気にせずストレス解消
雨が続く時期や夏はなかなか散歩に行けないですよね。
外で思いっきり遊ばせる時と違い、室内でワンちゃんの欲求を十分に満たしてあげるのはなかなか難しいかもしれません。
そんな時はノーズワークがおすすめです。
2)老犬の体力維持や脳トレ効果
老犬は若いころに比べ体力が衰えてしまい、外で遊ぶのが難しいという子もいるのではないでしょうか。
ノーズワークは老犬でも無理なくできる遊びなので、体力維持や認知症予防にもなります。
嗅覚は老犬になっても衰えにくいと言われているため、老犬でも充分に楽しめますよ。
3)子犬の思考力や成功体験を育む
匂いを辿りおやつを見つけることは、犬の集中力や思考力を高めます。
また、自分でおやつをみつけることができたという成功体験は、犬の自信や自立心を育むのに役立ちます。
ここからは、室内で犬の年齢に関係なく、飼い主とのコミュニケーションを取りながらできるノーズワークの具体的なやり方をご紹介致します。
ぜひお家でもやってみてください。
2. 愛犬と遊べるノーズワークのやり方
ここから、犬のノーズワークに必要なものとやり方を説明していきます。
1)用意するもの
ノーズワークを始める前に用意するものが3つあります。
- 穴を開けたタッパー
- 隠すためのダンボール複数個
- オヤツ(匂いがあるもの)
2)ノーズワークのやり方
ステップ1:ルールを教える
ステップ1では、まず犬にノーズワークのルールを教えます。 具体的には次のように行います。
- 犬の目の前でタッパーにおやつを入れ、床に置く
- 「サーチ」のコマンドでおやつを探す
ステップ2:段ボールで隠す
犬がルールを覚えたら、次にタッパーを段ボールで隠してみましょう。 犬も見ているので、先ほどとあまり変わりませんが、成功体験を増やすためにも細かく段階を踏むことが大切です。
- ダンボールを1つ用意して、ダンボールの影におやつを隠す
- 「サーチ」のコマンドで、探させて食べさせる
ステップ3:犬が見ていない時に隠す
いよいよ、ノーズワークの最後の形に挑戦してみましょう。 まず、犬を部屋の外に出したり、一時的にクレートに入れるなどして、隠した場所を見られないようにします。
- 犬が見てない時にタッパーを隠す
- 犬を連れてきて、「サーチ」のコマンドで探させる
3.犬に教えるノーズワークのポイント
ノーズワークは比較的簡単に覚えられる遊びですが、気を付けるべきポイントが三つあります。
ポイント①:ルールを教えるときは丁寧に
ステップ1とステップ2は、ノーズワークの基本的なルール説明になっています。 この部分をおろそかにするとタッパーにオヤツが入っていることが理解出来なかったり、隠したとたんに探そうとしなかったりして、ゲームが成り立たない事もあるので丁寧に教えてあげましょう。
ポイント②:成功した状態で終わりにする
最後に「見つけられた!」というポジティブな状態で終わることで、次回も遊びに対して積極的になります。 また、成功した状態で終わることで犬の自信にもつながりますので、遊びを終わるときは成功したときにしましょう。
ポイント③:長時間連続してやらない。1回15分〜30分程度にする
いくら楽しくても犬の集中力はそこまで長くは続きません。 一回につき大体30分くらいの時間にとどめることで最後まで集中してゲームに取り組むことができます。
4.ドッグトレーナーによる犬のノーズワークのやり方解説動画
ドッグトレーナーの長根さんによるノーズワークの解説動画です。記事と合わせてご確認ください。
5.愛犬とノーズワークで遊んでみよう
今回は、子犬から老犬までお家の中でもできる「ノーズワーク」という遊びについて紹介しました。ノーズワークは室内でも愛犬とコミュニケーションをとりながら楽しめる素晴らしい遊びです。 この記事でご説明したポイントに留意して、ぜひご自宅で愛犬と一緒に楽しんでみてください。 ぷにわんモールではノーズワークグッズも取り扱っています。 ぜひチェックしてみてくださいね。