近年、愛犬に服を着せる飼い主さんが多くなってきました。服は犬を可愛くみせるだけのものだと思っていませんか? 実は犬の服には、体を紫外線から守る、抜け毛を抑える、寒さを和らげる、虫がつかないようにするなど、いろんな意味があります。こんな意味がある服ですが、慣れていない犬に無理やり着させてようとすると犬にとってストレスになります。 そこで今回は愛犬が服を着ることを嫌いにならないような、着せ方・脱がせ方を説明します。
1. 犬に服を着せる前に準備するもの
まずは、犬に服を着せる時の準備で必要なものを説明していきます。
1)犬の服
犬の服には長袖からノースリーブ、フード付きやドレスまで様々なものがありますが、慣れていない方はノースリーブタイプの着せやすい服から始めましょう。
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2)ご褒美のおやつ
首や足を服に通すごとにご褒美として与えます。 おやつを上手に使うことで、服を着ると良いことがあると犬に覚えてもらえます。
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2. 犬の服の着せ方
犬の服を着せる手順を説明していきます。
1)首を通す
首を通す穴に向かって、服をたぐり寄せて通しやすいようにしておきます。
穴の向こう側からおやつをあげて、犬がおやつを食べている間に首を通し、できたらもう一度おやつをあげましょう。
最初のうちは、この首を通す作業を何回か繰り返して服に慣れさせると良いでしょう。
2)前足を通す
片方の前足を通し、できたらおやつをあげます。 もう片方の前足も通すことができたら、またおやつをあげます。 この時、狼爪(ろうそう)と呼ばれる、足の内側にある爪が服に引っかからないように注意しましょう。 また、前足を通す時に無理に足を広げたり高くあげたりしないように気をつけてください。
3)裾を伸ばして整える
首と前足を通し終わったら、仕上げに裾を伸ばして服を整えてあげれば完成です。
3. 犬の服の脱がし方
犬の服を脱がせる手順を説明していきます。
1)足から脱がす
着せるときと逆の順序で片足ずつ行います。 犬の足を折りたたむようにしながら、服を脱がしていき、片足が脱げるごとにおやつをあげましょう。
2)首を通す
最後に、おやつをあげている間に首を通して脱がし、脱げたらもう一度おやつをあげます。
犬に服を着せたり脱がせたりするのはゆっくりペースで
犬に服を上手く着せるコツは、できるたびにおやつをあげることにより、服を着ると良いことがあると犬に学習をさせることです。無理に着させようとすると、犬にとって大きなストレスになるのでペースを合わせてゆっくり慣らしてあげましょう。