お家で爪切りしたい!という飼い主の方は多いと思います。ですが、爪切りが苦手なワンちゃんも多いのではないでしょうか。今回はそんな爪切りが苦手なわんちゃんたちのために、実際に爪を切る前に、やるべきことをご説明します。 最期にトリマーさんによる爪切りの解説動画も載っているので、そちらも合わせてご確認ください!
1.犬が爪切りを苦手になるのはなぜ?
犬は一度爪切りが苦手になってしまうと、爪切りの道具を見ただけで逃げてしまう子や暴れてなかなか切らせてくれない子、中には爪切りが嫌で、飼い主を噛んでしまうような子もいるようです。
なぜ爪切りが苦手になってしまったかというと、次のようなことが考えられます。
- 無理やり押さえつけられて、切られたことがある。
- 深爪して血管まで切ってしまい、とても痛い思いをした。
犬の爪切りに慣れていない人は、実際にどう切れば良いのか分からなかったり、足の持ち方、抑え方などが上手くいかず失敗してしまうこともあるかと思います。 これが犬にとって爪切りの経験が嫌なものという認識になり、爪切りを苦手に思ってしまうのかもしれません。
2.犬の爪切りができるように準備をしよう
トリマーさんなどプロの方は短時間で上手に切ってくれる為、任せることも1つの選択として良いと思います。 ですが、お願いする前に、爪切りができる子にする為の練習を自宅でしておくのが良いでしょう。 自宅での練習が心(気持ち作り)の貯金になりますよ。 練習していくステップアップは爪切りが苦手な子ほど細かい方が良いです! 抱っこしながらでも良いですし、ワンちゃんも飼い主もリラックスしながら練習することが重要です。
ステップアップ練習の項目は以下の通りです。
- 爪を1本触って、それができたらご褒美のおやつ
- 爪を人の爪で当てて、それができたらご褒美のおやつ
- 金属を爪に当てて、それができたらご褒美のおやつ
- 爪切りを爪に当てて、それができたらご褒美のおやつ
- 爪切りを爪に通して、それができたらご褒美のおやつ
- 爪切りを1本切って、それができたらご褒美のおやつ
- 徐々に切る爪の数を増やして、それができたらご褒美のおやつ
プロに任せる方は⑤が気にしなくなるまでできるとよいでしょう。
爪切りが出来る子にする為には、小さなステップアップを確実にクリアしていくことが重要です。
練習しておくことで、サロンや病院でのワンちゃんにかかる負担が軽減できますね。
飼い主自身が爪切りをする場合は、決して欲張らずに短い時間でたくさん褒めておやつをあげながら、1日1本だけ切っておしまいにすること。
徐々に1回の練習で2本・3本と切れるようになれば良いので、急がず焦らず数ヶ月かけてじっくり練習していきましょう。
1度で全部の爪を切るのは、まったく気にしなくなってからにしましょう。
トリマーさんによる犬の爪切りの解説動画
トリマーの吉田さんによる爪切りの解説動画です。 日々のお手入れやトレーニングの参考に、ぜひご覧ください!
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