好奇心旺盛な育ちざかりの子犬の危機管理は飼主さんの仕事になります! 事故防止の視点をしっかりと持ち道具選びをしましょう。
1. よく噛めるオモチャと噛み防止液剤
好奇心旺盛な子犬は何でも口の中に入れて、噛んだり舐めたりして、触覚、嗅覚、味覚を駆使し、色々なモノを探索します。 また、歯が生えたり、生え変わるときの違和感をモノを噛むことで紛らわすため、とにかく頻繁にモノを噛みます。 そのため、子犬が噛むことのできる犬用オモチャを用意し、いつでも仔犬が噛めるようにしましょう。 人用のオモチャを子犬用に準備する方がいますが、おもちゃのパーツが子犬でも簡単に外れてしまったり、布部分が簡単に引き裂くことが出来てしまい、そのパーツを子犬が飲み込んでしまうなど誤飲事故のリスクが高くなりますので避けましょう。 また、大切な家具やカーテンの端など、噛んで困るモノを噛むのも子犬の特徴です。 そのため、噛まれては困るモノには噛まれないための対策が必要です。 特に、電気のソケットやコード類は子犬が噛んで感電する事故に繋がりますので万全な対策が必要です。 対策は物理的に子犬が噛めないようにすることが最も安全ですが、それが無理な場合はペット用の苦い味のする「噛み防止液剤」を使用します。 この液を噛まれては困るモノに塗っておくと、子犬がそのモノを噛もうと口を付けると強烈な苦みを感じ、「噛むと苦いから噛まない」ように学習してくれます。 これらの準備は子犬を迎える前に必ず実施しておきましょう。
2. 水飲み
子犬の水飲みは2種類用意することをオススメします。 1つ目は給水器タイプ。 これはハムスターなどでよく使用される、舌で舐めると水が滴り落ち、その水を飲むタイプです。 このタイプは子犬が水飲み皿をひっくり返して床が濡れたり、留守中にひっくり返して、飲み水がなくなってしまうなどのトラブルを予防することができます。 子犬の留守番中は給水器タイプを使用します。 また、水を飲んだ後に、口周りから水をポタポタと垂らしながら家の中を子犬が歩き回るようなことも予防することができます。 2つ目は通常の水飲み皿タイプ。 このタイプは子犬が飲みたいスピードで、飲みたい量を調整し水を飲むことができます。 給水器タイプと異なり、勢いよく水を飲むことができるため、口腔内の食べかす等の汚れを洗い流す効果も期待できます。 飲水量の多い子犬は、このタイプが必要です。