愛犬と一緒の時間は楽しいものですが、どうしても犬を連れて行くことができない場所もあるものです。 そんな時は犬にはお留守番をしてもらうほかありませんが、ひとりでいることがあまり得意ではない犬は様々な不安を抱えることがあります。 ひどくなると分離不安症という問題行動を起こすようになることもあるのです。 ここでは犬がお留守番をする時の精神状態を知り、どのようなトレーニングを行うことでひとりでもお家でお留守番をしてもらうことができるかを詳しく解説していきます。 成犬になってからでも、お留守番のためのトレーニングはできますので、ぜひ参考にしてみて下さい。 また、記事の最後にはドッグトレーナーさんによるお留守番に慣れるための練習動画もあります。 記事と合わせてご覧ください!
1. 犬はお留守番が不得意な動物!
犬がストレスを感じることなくお留守番をできる時間はおよそ子犬で2時間、成犬だと6時間くらいといわれています。 1人暮らしで犬を飼っている人なら会社に行って帰ってくるだけで、9時間~10時間はかかるので、少し不安になるかもしれません。 犬はもともと群れで行動する習性を持っているので、1匹でいることが不得意なのは仕方がないことです。 しかし、出かけるたびに問題行動をされると困りますので、普段からトレーニングをしておく必要があります。 トレーニングができていないと、飼い主が出かけたまま帰ってこないかもしれないという不安から、吠え続けたり、部屋で暴れたりする分離不安症になることがあるのです。 どうしても6時間以上のお留守番をさせなければならない方は、ぜひトレーニングの方法を学んで実践するようにしましょう。
2. 犬の留守番トレーニングの方法は?
普段の生活で飼い主が犬とべったり一緒にいる場合、お留守番で分離不安症になる可能性は高くなります。 飼い主が帰ってこないかもしれない不安で暴れ始めたり、粗相をしたりするようになるのです。 この不安を解消してあげるためには、まず5分、10分、15分と短時間のお留守番を繰り返すトレーニングから始めることをおすすめします。 短い時間のお留守番を繰り返すことで、出かけても飼い主が必ず帰ってくると教えさせることができるので犬は安心して待てるようになるのです。 また、犬が1匹で過ごしやすいように飼い主の匂いがついた洋服をおいてあげたり、1人遊び用のおもちゃを与えたりしてもよいでしょう。 そして、もしお留守番に失敗して物を壊したり、粗相をしてしまったりしても叱らないようにしましょう。 犬は時間が経ってから怒られても理解ができないので、飼い主との絆に悪い影響を与えるだけになってしまいます。 帰宅後は留守番の失敗は無視するようにして、待っていたことを褒めて愛情を注ぐほうが良い関係を築いていけるでしょう。
ドッグトレーナーさんによる犬のお留守番の練習動画
ほめほめドッグトレーナーの由香さんによる留守番に慣れさせるための練習動画です。 ご自宅のワンちゃんのお留守番などの参考にぜひご覧ください!
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