• 動画付記事
  • 2020/01/27

犬の 制吐薬 の種類と分類| CTZ の役割(獣医師の解説動画付)

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犬の制吐薬は中枢性制吐薬と末梢性制吐薬に分類されます、作用機序が異なりますので作用を簡単に紹介します。 犬が嘔吐をしていて薬を出された際に確認する記事になります。

1.犬の 制吐薬 の種類と分類| CTZ の役割

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1) 嘔吐に関与するCTZ(化学受容器引き金帯) 薬のリストの前にCTZ(化学受容器引き金帯)という身体の嘔吐に関与する場所を紹介します。 CTZは血液-脳関門の外にあり、犬では猫よりもドパミン受容体が多く存在しているため嘔吐しやすい傾向があります。 血液中の化学物質がこのCTZ(化学受容器引き金帯)を刺激することで、その情報が嘔吐中枢に伝えられ、嘔吐が起こります。 CTZにはドパミン(D2)受容体、セロトニン(5-HT3)受容体、ムスカリン(M1)受容体などがあり嘔吐に関与しています。 これらを遮断することで嘔吐を抑えることが制吐薬の主な役割になります。

2.中枢性制吐薬

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中枢性制吐薬はドパミン(D2)受容体遮断薬、ヒスタミン(H1)受容体遮断薬、フェノチアジン誘導体などがあります。 1) ドパミン(D2)受容体遮断薬 ドパミン(D2)受容体遮断薬はメトクロプラミド、ドンペリドンなどがあげられ、CTZ(化学受容器引き金帯)や孤束核にも存在するD2受容体に対して抗ドパミン作用をします。 2) ヒスタミン(H1)受容体遮断薬 ヒスタミン(H1)受容体遮断薬はジフェンヒドラミン、プロメタジンなどが考えられます。 H1受容体は孤束核や平衡感覚の乱れを嘔吐中枢へ伝える受容体になるため、これを抑制することで嘔吐を抑制します。 3)フェノチアジン誘導体 フェノチアジン誘導体はクロルプロマジン、アセルプロマジンなどがありCTZや嘔吐中枢に働いて強い制吐作用を示します。

3.末梢性制吐薬

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1) セロトニン(5-HT3)受容体遮断薬 セロトニン(5-HT3)受容体遮断薬はグラニセトロン、オンダンセトロンがあり、D2受容体同様、5-HT3受容体はCTZや孤束核、求心性迷走神経に存在し、これら嘔吐中枢を抑制します。 2) ムスカリン(M1)受容体遮断薬(抗コリン薬) ムスカリン(M1)受容体遮断薬はスコポラミンがあり、半規管の興奮や嘔吐中枢へ投射する神経系にもムスカリン受容体が関与しているため、この受容体を遮断します。

獣医師:吉野先生の解説動画

獣医師の吉野先生による解説動画です。 ぜひご覧ください!

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