愛犬が入院したり亡くなったりしたとき、お世話になった動物病院に菓子折りを渡すべきでしょうか? 結論から言うと、大切な事はものをあげるより心からの感謝の言葉を伝えることなので、菓子折りはあげなくてもいいです。 獣医師や動物看護師にもルールがあり、「患者から受け取ってはいけない」と断られる場合がありますので、お礼をしたいと考えていても断られたらすぐに諦めることを前提に渡しましょう。 なぜ断られることがあるのか?という疑問を踏まえて説明していきます。
1.動物病院へのお礼の菓子折りの必要性
わんちゃんが入院したり、大きな病気をしたりして頻繁に動物病院に通ったという場合、獣医師や看護師の職員の方々に非常にお世話になります。 病気が辛くて不安なとき、専門家である医療従事者の方々の献身に助られることも多いでしょう。 しかし、モラル上の問題により、金品を受け取ることができないという病院も多いようです。 「金品をもらったから丁寧に診察している」と周りの人に判断されてしまうと、様々なトラブルを招きます。 ですので、菓子折りの場合も、渡すことで悩むよりは、心からの感謝の言葉を伝えた方が獣医師や看護師の励みになります。 なので基本的には菓子折りは「渡さなくてもいいもの」です。
2.動物病院にどうしてもお礼として菓子折りを渡したい場合
それでも、感謝の気持ちを言葉以外にも伝えたいという方は、渡したときに受け取りを断られることを覚悟して渡しましょう。 獣医師や看護師の方にも守るべきルールやモラルがありますので、相手の気持ちも尊重しなければいけません。 「本当にありがとうございました。よろしければ菓子折りを受け取ってください」と言ったときに、相手が「こういうものは受け取れない決まりなんです」と断られてもそれをきちんと受け入れる覚悟を持って渡してくださいね。
3.動物病院にお礼としてどんなお菓子を渡せば良いか
覚悟を持って菓子折りを渡す場合、悩むのが渡す中身です。 生菓子のように賞味期限が短すぎるものはよくありません。 また、保管が大変になるため冷蔵品も避けた方がいいです。 おすすめは常温である程度の保存がきく、小包装のお菓子です。 クッキーやマドレーヌなどの洋菓子が、あまり好き嫌いのないお菓子ですので良いかもしれませんね。
どうしても受け取ってもらえないときは?
最近の動物病院は「お礼をしないと良く看てもらえない」と誤解されるのを避けるため、お礼を全く受け取らないところが増えています。
それでも何かお礼をしたい時は募金や寄付をしましょう。
多くの動物病院は、保護犬や盲導犬協会などの募金活動をしています。
そこへ愛犬の手術のお礼として募金をすることで、動物病院側へもお礼の気持ちが伝わりやすいでしょう。
または、家で使わないタオルなどの物資を寄付することも動物病院側はありがたいかもしれません。
タオルは何枚あっても困るものではありませんので、もしも使わないタオルがあれば、お礼の気持ちを込めて寄付してみてはいかがでしょうか?
4.愛犬が亡くなったらお世話になった動物病院への連絡はどうするべき?
愛犬が生前お世話になった動物病院には、しっかりと挨拶としての連絡をすることが大事です。 ここから、何を連絡するべきか、なぜ連絡した方がいいのかを説明していきます。
1)連絡する内容:亡くなった事実を知らせる
今まで病院を利用していたワンちゃんの飼い主から突然連絡が来なくなってしまうと、獣医師さん、動物看護師さんは不安に感じるものです。
直接病院に伺う、電話等で亡くなった事実を挨拶として動物病院に連絡しておくと良いでしょう。
2)連絡した方がいい理由:信頼関係を保つ
愛犬が亡くなっても、またペットを飼うとなった場合にその病院を利用する可能性があります。
これからのお互いの信頼関係を保つためにも、何らかの形でお礼をすると良いと思います。
まとめ
必ず行わなければならないものではありませんが、愛犬が亡くなった際、生前お世話になった病院に報告やお礼をすることはとても大切です。 お礼は品物でなくても構わないので、感謝の気持ちを相手に伝えるといいでしょう。 お礼をすることによって、今後の信頼関係を保つことに繋がり、また将来ペットがお世話になることがあった場合に、お互いに気持ちが良くなると思います。