愛犬と見つめ合ったとき、愛犬の横顔を見たとき、まつ毛があってかわいいな…と思うことがありますよね。 犬のまつげはかわいいだけなく、さまざまな役割を持っています。 今回は犬のまつげの特徴、役割、そしてまつげがわかりやすい犬種について詳しく解説します。
犬のまつげの特徴
犬のまつげは、一般的に短くて細い毛で構成されています。 人間と異なり、上の瞼側にしか生えておらず、下まつ毛はありません。 また、同じ犬種でも太さや色、形状が異なるため、まつげの特徴は個体差が大きいです。
犬のまつげの役割
犬のまつげは、以下のような重要な機能を持っています。
目の保護
犬のまつげは、目に入る異物やほこりを防ぐバリアの機能があります。また、紫外線や乾燥から目を守る役割もあります。
感覚機能
まつげは非常に敏感な毛であり、触覚としても機能しています。何かがまつ毛に触れると、反射的に目を閉じて眼球を守ります。
まつげがわかりやすい犬種
まつ毛の存在がわかりやすい犬種には、以下のような犬がいます。
シー・ズー
シー・ズーは長いまつげが特徴です。目のふちの毛色が黒い子が多いため、まつげも黒く目立ちます。
まつ毛も伸び続けるため、長いまつ毛を維持したい飼い主さんは、トリミングの際にまつ毛をカットしないオーダーをすることもあるようです。
マルチーズ
マルチーズも長いまつげを持っており、白いまつ毛の子が多いようです。
ヨークシャー・テリア
ヨークシャー・テリアも毛が伸び続ける犬種のため、まつ毛も長くなります。
ヨークシャー・テリアは生涯で毛色が7回変化すると言われているので、まつ毛の色も変化していくことが多いようです。
ミニチュア・シュナウザー
ニチュア・シュナウザーは顔周りの毛が非常に豊富で、まつ毛も同様に伸びていきます。
まつ毛は黒い子が多く、眉にあたる部分や目周りの毛色とコントラストになり、まつ毛が際立って目立ちます。
上記のような毛が伸び続ける犬種はまつ毛も同じように伸びるため、まつ毛に存在感があります。
被毛が長い犬種は、伸びてくる自分の毛から目を守るため、まつ毛も長くなると言われています。
その他、柴犬やゴールデン・レトリバー等もまつ毛がわかりやすい犬種です。
犬のまつ毛は切った方がいいのか
犬のまつげは、基本的に特別な手入れが必要ないものですが、長毛種はまつげや目の周りの毛が長くなりすぎると、目に刺激を与えることがあります。
犬の目にまつ毛がかかってしまっているなど日常生活に支障が出ているようなら、トリミングサロンでカットしてもらいましょう。
犬にも逆さまつ毛はあるの?
人間と同様、犬にも逆さまつ毛があります。
逆さまつ毛の特徴
逆さまつ毛は、通常のまつげが外向きに生えているのに対し、内側(眼球側)に向かって生えてきている状態を指します。
これにより、まつげが目の表面や角膜に直接触れ、傷つけたり結膜炎など目の病気に繋がる可能性があります。
逆さまつ毛の原因
逆さまつ毛が発生する原因は、主に以下のような要因が考えられます。
遺伝的要因
先天的にまぶたが内側に巻き込んでいる(眼瞼内反症:がんけんないはんしょう)ことがあります。外科治療が必要になる場合もあります。
まつ毛の生え方の異常
まつ毛の生え方の異常のため、逆さまつ毛になっていることがあります。
睫毛重生:目のふち(マイボーム腺)からまつ毛が生えてしまっている状態。
睫毛乱生:正常な位置からまつ毛が生えていても、毛の生え方の向きにより眼球に毛が当たっている状態。
異所性睫毛:目のふち(マイボーム腺)から発生したまつ毛が瞼の粘膜を貫通し、目の表面を傷つけている状態
逆さまつ毛の症状
逆さまつ毛がある犬は、以下のような症状を示すことがあります。
獣医師の診断
逆さまつ毛が疑われる場合、まずは獣医師に相談しましょう。眼科専門の獣医師に診てもらうことで、適切な診断を受けることができます。
まつげの除去
軽度の場合、逆さまつ毛を抜くすることで症状を軽減できることがあります。しかし、定期的に動物病院で抜いてもらう必要があります。
手術
逆さまつ毛が重度の場合や、先天的にまぶたが内側に巻き込んでいる状態の場合は、手術が必要になることがあります。
すべての動物病院がこのような処置ができる機械や環境があるとは限らないため、まずはかかりつけの獣医師に相談しましょう。
薬物療法
眼の炎症や痛みを軽減するために、獣医師が処方する目薬や抗生物質を使用する治療法です。
まとめ
犬のまつげは単純にかわいいだけでなく、目を保護し、感覚機能をサポートする重要な役割を果たしています。 また、犬には逆さまつ毛が多いといわれていますので、ぜひ一度愛犬の目をチェックしてみてくださいね。