無類の愛犬家として知られる英国・エリザベス女王。 18歳の誕生日に父親ジョージ6世から、コーギーの“スーザン”をプレゼントされて以来、時代を超えてブリーディングを続け、数十匹ものコーギーに惜しみない愛情を注いできました。 スーザン直系の子孫たちは“ロイヤル・コーギー”と称され、英国中で長年にわたり、話題の的となってきました。 しかし、エリザベス女王は、ご自身が89歳となる2015年から、コーギーのブリーディングをストップしました。「愛する犬たちを遺して死にたくない」という理由からでした。
エリザベス女王に愛されたコーギー「ウィロー」
そして、スーザンから数えて14代目にあたるコーギーであり、エリザベス女王の人生最後の愛犬となったのが、“ウィロー”。 2012年のロンドンオリンピック開会式に出演したり、エリザベス女王の90歳記念ポートレートにも登場したりと、愛情を一身に受けて暮らしていましたが、2018年春、ついに14歳で天寿を全うしました。 ウィローは癌を患っていたようです。 これ以上苦しい思いをさせたくない、という思いから、エリザベス女王はウィローの安楽死を決断されたそうです。 70年以上も続いた“ロイヤル・コーギー”直系の子孫を、ご自身の決断で途絶えさせたその心中は、察するに余りあります。 現在93歳となるエリザベス女王。 2匹のかわいいドーギー(コーギーとダックスフントのミックス)たち、そして7人の可愛いひ孫たちに囲まれて暮らしています。 (※画像はイメージです。記事の内容と関連はありませんのでご了承ください。)