• きもち・しぐさ
  • 2024/12/25

【根拠あり】愛犬が足元で寝るのはなぜ?その理由や行動心理を解説

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「愛犬が足元でしか寝てくれない。」 「もしかして信頼されてない?」 足元で寝るわんちゃんを見て、ふとこのように感じた飼い主さんへ。 わんちゃんが足元で寝る理由は、以下の3つが考えられます。 ①足元の体温がちょうど良いから ②飼い主さんのニオイが安心するから ③オオカミの習性のなごりから ひと言でいうと「その場所が寝るのに最適な場所だから」です。 つまり、信頼されていないわけでも、嫌われているわけでもありません。 この記事では「わんちゃんが足元で寝る理由」を信頼のできる根拠と共に解説。 足元で寝るわんちゃんの行動心理を知りたい飼い主さんは、ぜひご覧ください。

愛犬が足元で寝る理由

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なぜ、わんちゃんは足元で寝るのでしょうか。 それは、その場所がわんちゃんにとって「快適で心地よく、安心して寝られる場所」だからです。 わんちゃんが飼い主さんの足元で寝る際に考えられる「3つの理由」を見ていきましょう。 ①足元の体温がちょうど良いから ②飼い主さんのニオイが安心するから ③オオカミの習性のなごりから

①足元の体温がちょうど良いから

わんちゃんの平熱は「37.8℃~39.2℃」と人間と比べると高いです。
そのため、わんちゃんは基本的に「暑がりさん」といってよいでしょう。


ここで質問です。
人間の体温が最も低い場所はどこでしょうか。


そう、答えは「足元」です。


テルモ体温研究所「体温はどこで測っても同じですか?」
画像:テルモ体温研究所「体温はどこで測っても同じですか?」

人間の体温は上半身や体の中心ほど高くなり、手足など末端ほど低くなります。
もしかすると足元で寝るというのは、暑がりなわんちゃんがそれでも飼い主さんのそばにいたいがための苦肉の策なのかもしれません。


②飼い主さんのニオイが安心するから

飼い主さんのにおいが、大好きなわんちゃんは多いです。


実際、海外のとある研究によって、飼い主さんのにおいが、わんちゃんの快楽や快感に紐づく脳の部位を活性化させることがわかっています。


つまり、わんちゃんにとって飼い主さんのにおいは、安心感を与え、幸せな気持ちにさせてくれるものといえるでしょう。
まさに、私たち人間でいうところのアロマオイルです。


そんな飼い主さんのにおい、言い換えると体臭が強い場所のひとつが「足」です。
代表的な体臭のひとつ汗は「汗腺」と呼ばれる場所で作られます。


実は、この汗腺(エクリン汗腺)が最も多いとされているのが「足底」です。
さらに「足の甲」にも多くあります。


ドクターズオーガニック「汗腺」

画像:ドクターズオーガニック「汗腺」

嗅覚の優れている、わんちゃんであれば、かすかな汗のにおいもわかるはずです。
そのため、わんちゃんはあえて心地よく眠るために、飼い主さんのにおいが強い足元を陣取っているのかもしれません。


③オオカミの習性のなごりから

わんちゃんが足元で寝るのは、オオカミの習性が残っているという説もあります。


わんちゃんの祖先でもあるオオカミは、群れで生活する生き物です。
とくに野生のオオカミは、睡眠を取るときに群れのオオカミ同士、体を寄せ合って眠ることがあり、その習性が出ているのかもしれません。


(補足)犬が寝る位置と信頼度は「関係ない」

「わんちゃんの寝る位置によって信頼関係の高さがわかる。」
「わんちゃんの信頼度は、寝る位置が足元にいくにつれて高くなる。」
「顔やお腹よりも足元で寝るわんちゃんの方が、飼い主さんを信頼している。」


このような話を耳にしたことがある方も、いるのではないでしょうか。


しかし実際は、わんちゃんの寝る位置と信頼度に明確な関連性はありません。
また、わんちゃんが寝る位置は、そのときどきの睡眠環境や性格、年齢など、さまざまな要因によって変わるものです。


そもそも「犬の寝る位置=信頼度の高さ」の話の出どころ自体が不明瞭だといえます。
このふたつの関連性を学術的に検証している研究もなく、具体的な根拠を提示できている人もいないことから、いささか信ぴょう性にかける情報ではないでしょうか。


そのため、足元で寝てくれないわんちゃんを見て「信頼されていない」「好かれていない」と考える必要はありません。


愛犬が足元で寝るのをやめさせたい場合

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「踏みつぶしそうで怖いし、危険だから足元で寝るのをやめさせたい。」 そう考える飼い主さんもいると思います。 わんちゃんが足元で寝るのをやめさせる方法は、以下のとおりです。 ①「一緒に寝ることを許可しない」を徹底させる ②わんちゃん専用の寝床を別に用意する ③新しい寝床で良い体験をさせる

①「一緒に寝ることを許可しない」を徹底させる

まずは「一緒に寝ることを許可しない」を家族全員で徹底してください。
家族のひとりがこっそり許可していたり、気まぐれに許可したりしなかったりなど例外があると、わんちゃん自身も混乱するうえに次第にストレスを感じるようになってしまいます。


②わんちゃん専用の寝床を別に用意する

次に、わんちゃん専用のベッドやケージなど、寝床を別に用意してあげましょう。
わんちゃんの寝床は快適に寝られるよう、体格に合ったものをお選びください。


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③新しい寝床で良い体験をさせる

「新しいベッドを使ってくれない。」
「新しいケージを警戒して近寄らない。」


このような場合は「新しい寝床が快適な場所であること」や「その寝床にいると良いことが起こること」を以下のようなトレーニングを通して学習してもらう必要があります。


①おもちゃやおやつで新しいベッドに誘導する
②新しいベッドに乗ったらほめる(最初は乗るだけでもOK)
③「①+②」を繰り返す(徐々にベッドにいられる時間を延ばす)
※慣れてきたらベッドの上で「お座り/伏せ/待て」をさせてみる


こうすることで、自然と寝床に対する警戒心も薄まっていきます。
ほかにも、食べるのに時間のかかる歯磨きガム等を寝床で与えるのもおすすめです。

まとめ

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今回は、わんちゃんが足元で寝る理由を見ていきました。 その理由を推測すると以下の3つが挙げられます。 ・足元の体温がちょうど良いから ・飼い主さんのニオイが安心するから ・オオカミの習性のなごりから 基本的には「わんちゃんがその位置を心地よく、好きだと思っている」からです。 そもそも、信頼していない相手(警戒対象)の近くで眠ることはまず考えられません。 つまり、足元を含めてあえて飼い主さんの近くで寝ること自体、信頼されている証といえるのではないでしょうか。

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ぷにぷにpaw編集部

動物看護師やトリマーの有資格者や愛犬家など犬が大好きな人が編集しております。 愛犬家の皆様に正しい情報をお伝えできるよう、わんちゃんについて日々勉強をしております。

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