• 動画付記事
  • 2022/12/21

犬がトリミングを受け入れられるようにバリカンに慣らすしつけ

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今回は、トリミングが苦手にならないように、バリカンに慣らすトレーニングをします。 犬のトリミングは、毛を適切な長さや形にカットすることです。 毛や体を衛生的に保つことや、視界をよくするためなど、色々な目的で必要となるケアですが、プードル、シーズー、ミニチュアシュナウザーなどの犬たちは、定期的に全身のカットが必要な犬種として有名ですよね。 ただ、実はどの犬種にもカットが必要になることがあります。 例えば、足裏の毛。室内で暮らしていると、すべってしまうことを防ぐために、足裏の毛を切ってあげるケアを行う事があります。また、ウンチが付かないように、お尻周りだけカットしたり、夏は暑いからサマーカットしたり、必要のない犬種だと思っていても、トリミングが必要になる機会があります。 家でカットする機会はそれほど多くないかもしれませんが、慣らす練習をしてあげることで犬が嫌がって暴れたり、噛みついてしまったりすることを防ぐことが出来ます。

『犬がトリミングを受け入れられるようにバリカンに慣らすしつけ』を動画で解説

動画を参考に練習していきましょう。

Point:慣らすトレーニング

馴れるということは、気にしなくなる、反応しなくなるということです。

犬に物事を慣らす方法には、2つの方法があります。

一つは、徐々に慣らしていく方法。もう一つは一気に慣らす方法です。前者は失敗のリスクが少ないというのがメリットですが、時間がかかります。後者の方法は、時間はかかりませんが、慣れないどころか苦手になってしまうというリスクがあります。

犬は一度苦手になると、なかなか克服できませんので、基本的には徐々に慣らしていく方法がおススメです。地道に時間をかけて行っていきましょう。

 

Step1:バリカンに慣らすトレーニング

まずは十分に確認させましょう。

自分の体に不審なものが近づいてくることを嫌がります。

スイッチを入れず、動かさない状態で、犬に自由に確認させましょう。その後、人が手に持った状態で、犬に見せてあげましょう。スイッチはまだ入れずに、犬の体に近づけたり、バリカンで体を触ってみたりしましょう。この時もご褒美をあげながら、気にさせないようにした方がいいです。

その後、犬からまた、離してスイッチを入れましょう。スイッチ入れてまた、近づけたり、持ち手の部分で触ってみたりしてください。音や振動を気にしていない様子であれば、毛をカットしてみましょう。

 

 Step2:足の裏の毛をカットする練習

長時間食べさせ続けられるものを用意し、与えながらカットをするということも重要な練習です。可能であれば2人1組になってご褒美を与え続ける人と、カットする人と分かれて練習をしてください。せっかく地道に練習しても、本番で無理やりやって、犬が嫌な気持ちになってしまっては意味がありません。

大好きなものを用意し、あげながら出来るだけでも、まずはできるようにしてみましょう。

最後に

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バリカンに慣らすトレーニングの説明はいかがでしたか? ぜひ練習してみてください。

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鈴木拓真

麻布大学獣医学部動物応用科学科卒業。 スタディ・ドッグ・スクール所属のドッグトレーナー。 毎週末行なうレッスンには多くの飼い主と犬たちが集まる。 預かりや訪問など様々なしつけ/指導を行なう中、動物系専門学校の講師も務める。

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