• 動画付記事
  • 2022/12/07

犬の『エイト』の教え方~ドッグトレーナーの動画解説付き~

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今回は人の足の間をくぐるトリックを犬に教えてみましょう。 このトリックは、「スルー」と呼ばれていたり、8の字にくぐらせるように教えて「エイト」と呼んだりすることが多いです。 動きのあるトリックで、出来るととてもかっこいいですし、周りの犬友達からも「おお~!」と言われる自慢の芸になります!犬からすると、これをすると飼い主さんがほめてくれるぞ、ご褒美がもらえるぞ。というように楽しい時間になりますし、犬が、人と何かをすることが嬉しいもの楽しいことなんだと覚えてくれると、人の呼びかけに答えやすくなって、生活の色々な面で良い効果があります。 犬とのコミュニケーションの一つとしてぜひ教えてみましょう。

犬の『エイト』を動画で解説

犬の『エイト』をドッグトレーナーの動画を参考に解説していきます。

Step1:ご褒美の誘導でできるようしよう

手にご褒美を持ち、人の足の間をくぐり抜けるように誘導してみましょう。

まずは、人と犬が向き合うように位置しましょう。犬が通れるように人は足を広げますが、このとき肩幅よりも広めにしてあげると最初はスムーズです。狭いと、圧迫感から嫌がる事があります。右手にご褒美を持って背中側に回し、足の間から犬の口元に近づけましょう。ゆっくりと、足の間をくぐるように誘導してください。

はじめは、完全にくぐれなくても、ちょっとでもできたらほめてご褒美をあげましょう。

段々とくぐった後に人の横までくるように誘導しましょう。そうすると、この後、反対方向に行くときにスムーズです。

 

片方が出来るようなら、もう片方。左手にご褒美を持って同じように誘導してみましょう。両方向にできるようになったら、両手にご褒美を持って「右、左」と連続でくぐらせて、8の字にチャレンジです!人の正面から右、左とくぐらせ、正面まで戻ってこれたらほめてあげましょう。

 

Step2:ご褒美を手に持たずに練習してみよう

ご褒美を持たずに、手の指示(ハンドサイン)でできるようにしましょう。そうすることで、ただご褒美についてくるのではなく、潜り抜ける動きを意識出来たり、人の指示をきちんと聞くようになりやすいです。

まずは、ご褒美は隠すように持って、「いい子」や「グッド」などのほめ言葉を言ってから、隠したご褒美をあげるようにしましょう。

そのあと、ご褒美を持ったふりをして、足の間をくぐり抜けたら、「いい子」といって、ポッケやトリーツポーチに入れたご褒美を出してあげましょう。また徐々に、ハンドサインも大きく出すのではなく、小さく、小さくしていくことがポイントです。ヒントを小さくしていくようなイメージです。

 

Step3:人の言葉の合図(コマンド)を教えましょう。

言葉の合図は「スルー」や「エイト」「くぐれ」など、なんでも構いません。

言葉を言ってからStep2で教えたハンドサインを出します。

そうすることで、犬は「「エイト」という言葉のあとには、このハンドサインが出てくるぞ」と結び付けて覚えてくれます。人に褒めてもらいたいワンちゃんであればあるほど、エイトという言葉だけで、先回りして潜り抜けるようになります。そうするとハンドサインはなくても人の言葉だけでできるようになります!

犬の『エイト』のポイントまとめ

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今回は人の足の間をくぐるトリックを紹介しました!ポイントは三つあります。 ① 人の足の間をくぐる事にまずならせること ② 両側からできる事が大切!一回くぐる事に脚の横に戻るようにする事 ③ ハンドサインをだんだん小さくしていく事 出来るととってもかっこいいですよ!ぜひ教えてみてください。

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鈴木拓真

麻布大学獣医学部動物応用科学科卒業。 スタディ・ドッグ・スクール所属のドッグトレーナー。 毎週末行なうレッスンには多くの飼い主と犬たちが集まる。 預かりや訪問など様々なしつけ/指導を行なう中、動物系専門学校の講師も務める。

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