• 犬の健康
  • 2021/04/24

犬の分離不安症の原因と症状は?留守番の不安を解消する方法

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愛犬に留守番をさせて帰ってくると、愛犬が物をボロボロに壊している、トイレではない場所で排泄しているなんてことはありませんか? 飼い主さんが愛犬だけで留守番をさせる等の時、犬が極度に不安になってしまうことを分離不安症といいます。 分離不安症は、破壊行動、無駄吠えなどを引き起こすこともあるので、近所の方にも迷惑をかけるおそれがあります。 今回は、犬の分離不安症はどのような原因が考えられるか、どのような症状・問題行動がでるのか、分離不安症の防ぐにはどのようにしたらいいのかを説明します。

1.犬の分離不安症の原因と症状とは?

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犬が分離不安症になってしまう3つの原因と、分離不安症にみられる身体的な症状、問題行動を確認します。愛犬に当てはまっている項目があるか、注意してみてください。

1)分離不安症になる3つの原因

分離不安症は様々な原因が考えられますが、環境の変化、過去の経験、運動・コミュニケーション不足の3つがあると言われています。

  • 環境の変化
  • 環境の変化は、結婚や出産などで家族が増える、引っ越し、飼い主さんが変わることなど、慣れた環境が変わってしまうことが原因としてあげられます。

  • 過去の経験
  • 過去に、虐待を経験した、母犬や兄弟の犬と早くに引き離された等で愛着の形成がうまくできなかったことが原因としてあげられます。 それ以外には、留守番のときに自分が知らない人が来たり、雷などが鳴って怖い思いをしたことが原因で分離不安になっている可能性もあるようです。

  • 運動・コミュニケーション不足
  • 運動不足やコミュニケーション不足により、ストレスの発散がうまくできないことが原因としてあげられています。これらが原因の分離不安症の場合は、ストレス発散のために破壊行動や無駄吠えをなどの問題行動を起こしやすくなります。

2)分離不安症の症状と問題行動

分離不安症は、身体的な症状と問題行動の2つの症状がみられます。 身体的な症状には、下痢や嘔吐、震え、過度によだれを垂らす、食欲の低下などがあります。 問題行動には、無駄吠え、物をかじるまたは引っ掻く、物をボロボロに壊す、トイレを失敗する、うれしょん、犬自身の手足を噛んでしまうなどがあります。 手足を噛んでしまうと、噛んでいる部分の毛が抜けて剥げてしまったり、皮膚に炎症が起きたり血が出てしまうこともあるので、早急に対応をする必要があります。

2.愛犬の分離不安症の不安を解消する方法

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分離不安症を予防する方法を4つ説明します。 特に留守番の時に分離不安症が出やすいので、留守番対策が大事です。

1)お留守番の練習をする

犬は群れで生活していた動物なので、ひとりで留守番をするときには、不安や寂しいという気持ちになりやすいです。子犬の頃から練習をして留守番に慣れさせるようにしてください。 最初から長時間の留守番をさせるのではなく、1時間ほどの短い時間から始めて、徐々に半日~朝から夕方まで留守番できるようにしてください。 出かけても絶対に帰ってくると、愛犬に理解してもらえるように、少しずつ留守の時間を長くして留守番に慣らしていきましょう。

2)テレビをつける

人の声が聞こえると安心するので、テレビを付けておくこともおすすめです。人が話している番組などは、愛犬の関心が向くことがあるので、退屈や不安を軽減できるかと思います。

3)帰宅したときに大げさに騒がない

帰宅したときに、「偉かったねー、寂しかったでしょー」と大きな声で愛犬に話しかけてしまうと、興奮して吠えたり、うれしょんをしたりすることがあります。 帰宅したときはなでたり声をかけるのは少し我慢して、興奮が収まったころに「偉かったね」と落ち着いてほめてあげてください。 また、出かける前にたくさん声をかけてしまうと、留守番をしなければならないと気づき、後追いをしてしまう、トイレを失敗してしまうこともあるので、「行ってくるね」と軽く声をかける程度にしておきましょう。

4)防音対策をする

雷や車の音に敏感に反応してしまうときは、防音対策として窓を閉める、遮音のカーテンをつけるなど、音が気にならないように工夫をしてあげてください。 もし愛犬に当てはまる項目がありましたら以上のことに気をつけてみましょう。 もし、それでも解決しない場合は、獣医師さんやトレーナーさんなどに個人的なアドバイスを受けることをおすすめします。


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ぷにぷにpaw編集部

動物看護師やトリマーの有資格者や愛犬家など犬が大好きな人が編集しております。 愛犬家の皆様に正しい情報をお伝えできるよう、わんちゃんについて日々勉強をしております。

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