オーガニックのドッグフードを聞くと、犬の体にいいドッグフードなのでは?と思いますよね。 オーガニックに加えて国産のドッグフードとなると、ついつい手に取ってしまう人は多いのではないでしょうか? 最近はオーガニックのドッグフードが増えてきていますので、どれを選んでいいのか分からないこともありますね。 そこで、ここではオーガニックドッグフードの選び方や、国産のメリットをご紹介します。
1. オーガニックドックフードとは
オーガニックとは何か、オーガニックフードのメリットとデメリットについて説明していきます。
1) オーガニックとは
オーガニックとは、農薬や化学肥料を使用せず、できる限り自然な方法でできたものを指します。
また、オーガニックの基準は国によって異なり、日本の場合は農林水産省の基準を満たさないと、オーガニックの表示ができない規則になっています。
2) オーガニックドッグフードのメリット
オーガニックの食材を使用して作られたドッグフードは、農薬や抗生物質・成長ホルモンが100%使用されていないため、残薬がなく安心して与えることができます。
また、人工的でなく自然に近い味を出せることから、飼い犬の食欲増進にも期待が持てます。
3) オーガニックドッグフードのデメリット
オーガニックドッグフードは他のドッグフードに比べると価格が高めに設定されています。
なぜなら、ドッグフードの原料となるオーガニック食材は、育てるのに時間や手間がかかるため、オーガニックでないものに比べて、どうしてもコストがかかってしまうからです。
2. オーガニックのドッグフードの選び方:認められているか確認する
大事な愛犬の体に入るものですから、しっかりとした基準を持ってオーガニックと名乗っているか確認しましょう。
オーガニック認証をしている海外の機関は以下のところがあります。
アメリカ:USDA(米国農務省有機認定)認証
カナダ:COR認証
オーストラリア:ACO認証
オランダ:EKO認証
フランス:AB認証
スウェーデン:KRAV認証
ノルウェー:Debio認証
ドイツ:Bio-Siegel認証、Bioland認証 など
ちなみに、国産ではまだドッグフードにオーガニックを認証する農林水産所の定めたJASマークは認められていませんが、原材料はJASマーク認定を受けているものを使用しているといったドッグフードはあるようです。
3. オーガニックのドッグフードの選び方:国産でも海外の認証があるとよい
先ほど世界の認証機関をご紹介しましたが、国産のオーガニックドッグフードでは世界の認証はいらないのでは、と思っていませんか? 確かに日本で作っている物は安全で質が高いものばかりですが、よりいろいろな視点で調べてもらうことで、本当のオーガニックドッグフードを探すことができます。 他の海外の認証機関でもオーガニックのドッグフードとして認められるなど、複数の機関から認証を受けているドッグフードを選ぶのがおすすめです。
4. オーガニックのドッグフードの選び方:ドッグフードの保存料が無添加であること
オーガニックドッグフードの中でも国産にこだわるなら、保存料が無添加であることにもこだわりましょう。 無添加のものは賞味期限も短く設定されているので、もしオーガニックドッグフードで賞味期限が1年先であるとすれば、保存料が無添加ではない可能性があります。 ドッグフードを選ぶときは成分に注目してしまいがちですが、無添加の国産オーガニックドッグフードには、賞味期限にも注目してみましょう。
5. オーガニックのドッグフードの選び方:肉や魚が主原料のものを選ぶ
オーガニックドッグフードの場合、主原料が穀物の場合があります。
穀物は肉や魚からでは摂取できない栄養素が含まれています。
しかし、かさましのために入れられていたり、トウモロコシなどの穀物は犬の消化機能では消化しにくい可能性があります。
犬の体に合っているか、主原料をしっかり見極め、愛犬の体にあっているフードを見つけてあげましょう。
6. オーガニックのドッグフードの選び方:愛犬の体質にあっているものを選ぶ
オーガニックだからといってアレルギーが症状が出ないということではありません。
体に良いと思って与えていたら、逆にアレルギーを発症してしまうこともあります。
アレルギーがある犬の場合は、購入前に原材料をよく見るのはもちろん、今までアレルギー症状が出たことのない犬でも、新しいフードを与える際は今までのフードに少量を混ぜて慣れさせるようにしましょう。
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