北海道に、一匹の黒いラブラドールレトリバーがいました。 その犬は、インドの政治家であるソニア・ガンディーにちなみ、ソニアと名付けられました。 今回は、そのソニアの本当にあった驚きのストーリーをお伝えしようと思います。
黒いラブラドールレトリバーのソニア
1)たくさんの愛情を受けて育てられたソニア ソニアは1997年に生まれた、黒いラブラドールレトリバーです。 北海道で喫茶店を営む男性に家族に迎え入れられました。 ソニアは家族同然に愛情を受けて育ち、特に店の主人の男性から可愛がってもらいました。 そんな毎日が続き、ソニアが6歳になる頃、ご主人の身体に異変が起こります。 男性は癌のため、ソニアを残して亡くなってしまいました。 最愛のご主人が亡くなったことで、ソニアの心には大きな穴がぽっかりと開いてしまったのです。 2)ご主人の死によって、毛色が黒から白へ 最愛の人であるご主人を亡くしてから約7ヵ月後、ソニアの身体にある異変が起きました。 なんと、ソニアの顔や耳の一部が白く変色していたのです。 その範囲は徐々に広くなり、最終的には全身が真っ白の被毛に覆われました。 ソニアの身体は真っ白になり、知らない人から見ると、まるでグレートピレニーズの血を引いているのかと思われるほどでした。 しかし、ソニアは純血種のラブラドールレトリバーであったため、そのようなことが起こることはあり得ません。 あまりに多大な精神的ショックを受けたことによる、ストレス性の突然変異だと考えられるようです。 3)その後のソニア ソニアはその後も、家族とともに暮らしました。 毛色は数年をかけて徐々に元通りの黒に変化していったようです。 最愛の人を失ったショックを完全に克服したわけではないでしょうが、ソニアは以前のように黒いラブラドールレトリバーに戻りました。
【まとめ】
ラブラドールレトリバーは、非常に感受性が豊かな犬種といわれています。 ソニアにとってご主人の死は、余程のショックだったのでしょう。 ちなみにこのソニアの話は書籍化されていますので気になった方は、一度お読みになってみてはいかがでしょうか?