2019年10月31日、アメリカイリノイ州にある弁護士事務所が、心のサポート犬(エモーショナル・サポート・ドッグ)を導入するためのセレモニーを行った。
弁護士事務所で活躍中!心のサポート犬とは?
特別な訓練を受けて心のサポート犬となったのは、2歳のメスのラブラドール犬“ハティ”だ。 ハティの仕事は、事件の被害者になった子どもや精神障害を持つ人の精神面をサポートすること。 勤務時間は9~17時までだという。 裁判所に出廷する際は被害者に付き添い、証言中はもちろん、検事やその他のスタッフとの面談時にも、被害者の精神的負担を軽くするための「癒し」になることが期待されている。 ハティが担当する事件は年間約200件、さらに1ヶ月に2回程度は被害者に付き添い法廷に赴く予定だという。 弁護士事務所ではハティを養育するための募金を募り、エサ代や設備費を賄っている。 事件に巻き込まれた子どもや精神障害者にとって、法廷で証言をしたり検事と向き合ったりすることは、決して低いハードルとは言えない。 時には、証言中に事件を生々しく思い出し、フラッシュバックのような症状に襲われることもあるだろう。 そんな困難な状況を乗り越えるためには、ハティのような心を許せる存在は欠かせない。 弁護士事務所では、ハティのこれからの活躍に大いに期待を寄せている。 事件の被害者に寄り添う心のサポート犬という新たな試みは、今後、世界中に広がっていく可能性を感じる。ハティの今後の活動から目が離せない。 (※画像はイメージです。記事の内容と関連はありませんのでご了承ください。) 出典元:https://www.foxnews.com/us/labrador-retreiver-chicago-states-attorneys-office-emotional-support-dog 本記事の元となる記事など:https://www.petoffice.co.jp/world/article.html?id=n2019112201