交通網が発達している都市ではどこでも電車で行くことができるので、わんちゃん連れの方をよく見かけますね。 盲導犬や介助犬など、人を助けるために働くわんちゃんは全線無料で、ゲージやカートに入らずに乗車できますが、一般家庭のわんちゃんが電車に乗るにはルールや注意点があります。 本記事では、犬と一緒に電車に乗る際のルールや注意点を解説します。
1. 電車に乗る前の準備
わんちゃんと初めて電車を利用する際は、以下の3点に注意してください。
利用する路線のルールを確認
まずは利用予定の路線や会社の規則を確認しましょう。
例えば、JRや私鉄各社では、犬のサイズやケージの有無に応じて異なるルールがあります。
小型犬はキャリーバッグに入れておけば乗車できることが多いですが、大型犬の場合は条件が厳しくなることがあります。
ペットカートでの乗車については鉄道各社で条件が異なります。
カート部分とキャリー部分を分離できるもので、なおかつキャリー部分が制限サイズ内、カート部分は折りたためるものだと認められることが多いようですが、事前にご自身のペットカートのサイズと利用する鉄道会社の規則を確認することをおすすめします。
ドッグスリングは手軽で飼い主さんの体に密着するので安心するわんちゃんも多いかと思いますが、電車内ではわんちゃんの全身がキャリーバッグなど運ぶ入れ物の中に入っている必要があると定めている鉄道会社が多いようです。
ドッグスリングはわんちゃんの顔が出てしまうので乗車できない可能性があります。
こちらも事前に利用する鉄道会社の規則を確認しましょう。
健康チェック
愛犬の健康状態を確認し、必要に応じて獣医師に相談しておきましょう。
特に長時間の移動や混雑した場所では、ストレスを感じやすくなるため、事前に体調を整えておくことが大切です。
しつけと練習
興奮して吠えてしまう、不安で吠えてしまう性格のわんちゃんは、電車内で他の乗客に迷惑をかけてしまう可能性があります。
まずは家で、電車に乗る際に使用するキャリーバッグの中でおとなしくしていられるよう少しずつ慣らしてあげましょう。
わんちゃんがキャリーバッグに慣れれば、キャリーバッグの中にいれば安心だと理解できるので、落ち着いて移動できるでしょう。
また、長時間の電車移動を想定している場合は、事前に1駅だけ乗車してみるなど、電車に慣れる練習をしてみると良いでしょう。
2. 電車内でのマナー・注意点
ここからは電車内でのマナー・注意点を解説していきます。
キャリーバッグの使用
小型犬の場合はキャリーバッグに入れて持ち運ぶのが基本です。
バッグから顔や体を出すことは禁止されていることが多いので、愛犬が快適に過ごせるようなバッグを選びましょう。
トイレや食事の配慮
長時間の移動となる場合、わんちゃんのトイレの時間が必要になることもあります。
犬がトイレを我慢できるのは12時間前後と言われていますが、子犬や老犬はこれより間隔は短いでしょう。
また、我慢のさせすぎは膀胱炎などの泌尿器系の病気を引き起こす可能性がありますので、長時間の移動をしなければいけない場合は、途中で駅の外に出てトイレをするタイミングを作ってあげてください。
そのタイミングでおやつやお水をあげれば、わんちゃんもリフレッシュできます。
混雑時の配慮
混雑している時間帯や車両では、たくさんの人が密集するため、わんちゃんが驚いてしまう可能性が高いです。
そのため、可能であれば混雑する時間帯を避けて移動することをおすすめします。
特に通勤時間帯は避けるようにしましょう。
犬が苦手な人や、犬アレルギーの人もいますのでそういった意味でも配慮が必要です。
騒音や刺激への対応
電車の音や周囲の人々の動きがわんちゃんにとってストレスとなることがあります。
わんちゃんが落ち着けるよう、外が見えないようキャリーバッグを布で覆ったり、静かに声をかけたり、安心させる工夫をしましょう。
3. 一部鉄道各社の状況
以下に一部鉄道各社のわんちゃんの乗車条件、運賃をまとめました。(2025年2月現在)
鉄道会社名 | 条件 | 運賃 |
---|---|---|
JR東日本 | 縦・横・高さの合計120cm以内の動物用ケースに入れる。重さはケースと動物を合わせて10kg以内。抱っこ・リードのまま、ドッグスリングは不可。ペットカートはカートを含めた寸法が上記を超える場合不可。 | 290円 |
小田急電鉄 | 長さ70cm以内、最小の立方体の長さ、幅及び高さの和が、120cm以内の動物用ケースに入れる。重さはケースと動物を合わせて10kg以内。 | 条件内であれば無料 |
京王電鉄 | 縦・横・高さの合計120cm以内の動物用ケースに入れる。重さはケースと動物を合わせて10kg以内。 | 条件内であれば無料 |
京急電鉄 | 縦・横・高さの合計120cm以内の動物用ケースに入れる。重さはケースと動物を合わせて10kg以内。 | 条件内であれば無料 |
東急電鉄 | 縦・横・高さの合計120cm以内の動物用ケースに入れる。重さはケースと動物を合わせて10kg以内。 | 条件内であれば無料 |
近鉄 | 縦・横・高さの合計120cm以内の動物用ケースに入れる。重さはケースと動物を合わせて10kg以内。 | 290円 |
一部ではありますが、ほとんどが10kg以内(キャリーバッグ等の重さも含む)となっているため、中型犬・大型犬のわんちゃんは乗車は難しいと考えられます。
まとめ
鉄道会社によって異なりますが、小型犬はキャリーバッグに入れている限り、ほとんどの会社で乗車できます。
中型犬や大型犬の場合は、大きさや重さから乗車できないことの方が多いようです。
電車を利用する前に、各社の最新のルールを事前に確認し、愛犬と共に快適な電車移動を楽しむための工夫をしていきましょう。