この記事では、フラットコーテッド・レトリーバーを飼おうと考えている方へ、フラットコーテッド・レトリーバーの特徴や性格、大きさ、値段相場、飼い方のポイントなどをご紹介します。 フラットコーテッド・レトリーバー飼育の参考にしてみてください。
フラットコーテッド・レトリーバーの特徴
フラットコーテッド・レトリーバーは、19世紀半ばにカナダの小型のニューファンドランドとイギリスのセター種をかけ合わせて生まれたイギリス原産の犬種です。 当時人気のあったカーリーコーテッド・レトリバーよりもおとなしく、嗅覚が優れ、獲物に歯形がつかないよう咥えることが非常に上手かったため、人気を得ました。 そして猟犬としてさらに改良されました。他のレトリーバーよりも細身で筋肉質なボディ、当初波打っていた被毛もフラットになっていきました。 第一次世界大戦ごろにはラブラドール・レトリーバーやゴールデン・レトリーバーが出現し、フラットコーテッド・レトリーバーの人気が衰退し頭数も減少しましたが、愛好家たちによって頭数を回復し、今では日本でも一定の人気を誇っています。
フラットコーテッド・レトリーバーの被毛・抜け毛
フラットコーテッド・レトリーバーの毛色はJKC(ジャパン・ケネル・クラブ)ではブラック、もしくはレバーのみが認められています。
被毛はダブルコートなので、換毛期はもちろん、年間を通して抜け毛は多いでしょう。
フラットコーテッド・レトリーバーの性格
明るくフレンドリーで社交性が高いです。
また甘えん坊でエネルギッシュなため、多くの時間を一緒に活動できる人に向いています。
フラットコーテッド・レトリーバーの大きさ
フラットコーテッド・レトリーバーは大型犬に分類されます。
フラットコーテッド・レトリーバー 成犬の体高
JKC(ジャパン・ケネル・クラブ)によると、フラットコーテッド・レトリーバーの成犬時の体高はオス59~61.5cm、メス56.5~59cmが理想とされています。
フラットコーテッド・レトリーバー 成犬の体重
JKC(ジャパン・ケネル・クラブ)によると、フラットコーテッド・レトリーバーの成犬時の体重はオス27~36kg、メス25~32kgが理想とされています。
フラットコーテッド・レトリーバーの値段・価格相場と選び方
フラットコーテッド・レトリーバーの平均価格は20~30万円となっています。 ペットショップではなかなか出会えない犬種のため、家族に迎えたいという方は直接ブリーダーに問い合わせた方がいいでしょう。
フラットコーテッド・レトリーバーの選び方
フラットコーテッド・レトリーバーの子犬を選ぶときには、以下のポイントをチェックしましょう。
健康体かどうかのチェック |
・毛並みがきれいか ・口の中は綺麗なピンクで噛み合わせが良好か ・目ヤニはなくキレイか ・鼻は湿っているか ・耳の中に異常や異臭はなく綺麗か ・立ったときの肩や前腕・胸部ががっしりしているか ・お尻の周りが汚れていないか ・不自然な歩き方をしていないか ・抱き上げたときにずっしりした重みがあるか |
性格のチェック |
・元気に遊んでいるか ・遠くから声をかけたときに反応するか ・こちらに対し尻尾を振ってくれるか ・抱っこされたときにおとなしいか |
血統・将来の大きさのチェック |
・遺伝病やデメリットとなる特性を親や祖先・兄妹が持っていないか ・JKC発行の血統証明書はついているか ・数代先までファミリーツリーを確認できるか |
飼い方のポイント
お迎え時のポイント
子犬のお迎えに行く際には、必ずペットシーツを敷いたキャリーケースを用意しましょう。
安全に子犬を運べるよう、子犬の大きさに適した頑丈なキャリーケースを使ってください。
お迎え時には、食事やトイレの仕方、健康診断やマイクロチップの有無など、子犬の現在の状況を聞いておくことを忘れないようにしましょう。
かかりつけになる動物病院を事前に探しておくことで、お迎え後の健康診断などをスムーズに受けることができます。
フラットコーテッド・レトリーバーの子犬をお迎えする際には、以下のグッズを用意しましょう。
- サークルやケージ
- トイレトレー
- 首輪やハーネス
- リード
- 食器
- 給水機
- お迎え先で食べていたフード
- スリッカー・コームブラシ
- ペットヒーター(10~5月の場合)
- 爪切りやシャンプーなどのケア用品
- おもちゃ
- 除菌消臭剤 など
お迎え前には子犬が誤って飲み込んでしまわないよう、床に物はできるだけ置かない環境づくりをかかさないようにしましょう。
寒い時期・暑い時期にお迎えをする場合には、ペットヒーターやエアコンで温度管理をしっかり行ってください。
お迎え当日から3日ほどは、なるべくケージから子犬を出さず環境に慣れてもらいましょう。
初日~1週間はじっくりと様子を見て、その後にスキンシップをとっていくと子犬の愛犬に不安をあまり感じさせずに慣れさせることができます。
成長期・成犬期のポイント
フラットコーテッド・レトリーバーを飼育する際には、飼育や食事、運動やしつけなどさまざまなポイントを知っておく必要があります。
ここでは、フラットコーテッド・レトリーバーと暮らしていく上でのポイントを解説します。
【飼育のポイント】
フラットコーテッド・レトリーバーは股関節形成不全が発症しやすい犬種とされています。
子犬の頃からしっかり運動させ、関節を支える筋肉を育てることで進行を抑えられることがあります。
歩き方がおかしいなど気づいたことがあれば獣医師に相談しましょう。
また、レトリバー種に発症しやすいのが悪性腫瘍です。
日々のスキンシップでできものが無いかをしっかり確認し、気になることがあれば獣医師に相談しましょう。
【食事のポイント】
フラットコーテッド・レトリーバーは運動量が多いので、チキンやサーモンなど良質なたんぱく質を含むフードを選ぶと良いでしょう。
フラットコーテッド・レトリーバーは1年前後で成犬になります。
食事の回数は消化器系の成長に合わせて変えていく必要があります。
成長段階に合わせたご飯の回数を表にまとめたので参考にしてください。
~生後6ヶ月 |
4回 |
生後6ヶ月〜1歳 |
2,3回 |
1歳以降 |
2回 |
【運動のポイント】
フラットコーテッド・レトリーバーはレトリーブ(獲物を回収)していたため、ボールやフリスビーを投げて持ってこさせる遊びが本能を満たしてくれるでしょう。
散歩は1日2回、1時間/回(1日2時間)することが理想です。
個体差がありますが、毎日の散歩を行っても運動が足りずにストレスを感じてしまう子もいます。
定期的にドッグランへ行っても良いでしょう。
ダブルコートのため、暑さには弱いです。夏場は室温や散歩の時間に注意が必要です。
泳ぐことも得意なので夏は水遊びをさせるのもいいですね。
【お手入れのポイント】
フラットコーテッド・レトリーバーはダブルコートなので、年間を通して抜け毛は多いでしょう。
柔らかい直毛が耳や胸の周りに生えているため、毛玉にならないようコームやピンブラシでのブラッシングは怠らないようにしましょう。
また、足裏の毛が伸びるとフローリング等で滑って怪我に繋がるため、こまめにカットしてあげましょう。
表にフラットコーテッド・レトリーバーに必要なお手入れをまとめたので、ぜひ参考にしてください。
ブラッシング |
週に3回以上 |
シャンプー |
月1~2回 |
歯磨き |
毎日 |
爪切り |
月1~2回(爪が伸びていたら) |
耳掃除 |
汚れが気になったら |
【しつけのポイント】
フラットコーテッド・レトリーバーは賢く役に立ちたいという気持ちが強いため、教えたことはよく覚えてくれるでしょう。
しかし明るい性格がゆえ興奮しやすいので、落ち着くための「待て」や「ハウス」はしっかりしつけましょう。
生後3~12週の時期は社会化期と呼ばれ、犬が様々な刺激に適応できるようになる期間があります。
この期間に他の人や犬と触れ合わせることで、社交性のある子に育てることができるので、パピーパーティやパピークラスに参加することをおすすめします。
トイレトレーニング |
決められた場所でトイレをできるようにする |
クレートトレーニング |
クレートに入ったまま大人しくできるようにする |
コマンドトレーニング |
「お手」「お座り」「伏せ」などのコマンドをこなせるようにする |
噛み癖のトレーニング |
噛んでよいもの・いけないものの区別できるようにさせる |
吠え癖のトレーニング |
無駄吠えをさせないようにする |
リーダーウォークのトレーニング |
引っ張ることなく、飼い主の横について散歩できるようにする |
まとめ
レトリーバーらしい甘えん坊な一面と、スポーティーな面を持ったフラットコーテッド・レトリーバー。 一緒に体を動かしたり、出かけたりできる人に向いています。 天真爛漫なフラットコーテッド・レトリーバーと過ごせたら、とても素敵なドッグライフになりますね。