この記事では、スキッパーキを飼おうと考えている方へ、スキッパーキの特徴や性格、大きさ、値段相場、飼い方のポイントなどをご紹介します。 スキッパーキ飼育の参考にしてみてください。
スキッパーキの特徴
スキッパーキは、ベルギー原産の番犬用の犬種です。 17世紀から存在が確認されていますが、スキッパーキの起源は2つの説があり、未だに解明されていません。 一つ目の説は、船の番犬として飼われていたことが由来です。 ドイツ語で「小さな船長」を意味する「スキッパーキ」と呼んだことから、この犬もそう呼ばれ始めたのではないかという説。 二つ目の説は、牧羊犬として飼われていたことが由来です。 ベルギーのフランデレン地方の方言で「小さな羊飼い(牧用犬)」を「スキッパーキ」と呼んでいたためという説。 起源には諸説ある犬種です。 1690年ごろには、ベルギーの労働者や靴の修繕屋が、複雑な作りの真鍮製の首輪を自慢するため、スキッパーキにその首輪をつけて見せていたようです。 15世紀にはスキッパーキはすでに断尾の習慣がありましたが、現在では動物愛護の観点から断尾を行わないスキッパーキがほとんどです。
スキッパーキの被毛・抜け毛
スキッパーキの毛色はJKC(ジャパン・ケネル・クラブ)ではブラックのみが認められています。
下毛(アンダーコート)は、ダークグレーでも許容されます。
まれにクリームやフォーンの個体も生まれるようです。
被毛はダブルコートなので、換毛期はもちろん、年間を通して抜け毛は多いでしょう。
スキッパーキの性格
明るく活動的で機敏、エネルギッシュなため動くことが好きです。
しかし非常に注意深く静かな足取りで歩くため、原産国のベルギーでは老人の散歩の友と言われるほど協調性もあります。
もともと番犬として活躍していたので警戒心が強いことも。
スキッパーキの大きさ
スキッパーキは小型犬に分類されます。
スキッパーキ 成犬の体高
スキッパーキの成犬時の体高はオス・メスともに25~40cmが一般的です。
スキッパーキ 成犬の体重
スキッパーキの成犬時の平均体重はオス・メスともに3~9kg以内が好ましいとされています。
スキッパーキの値段・価格相場と選び方
スキッパーキは日本国内ではやや珍しい犬種です。 JKC(ジャパン・ケネル・クラブ)の犬種別犬籍登録頭数(その年に新しく登録された頭数)が毎年50頭前後となっています。 40~50万円が平均価格のようですが、ペットショップではなかなか出会えない犬種のため、家族に迎えたいという方は直接ブリーダーに問い合わせた方がいいでしょう。
スキッパーキの選び方
スキッパーキの子犬を選ぶときには、以下のポイントをチェックしましょう。
健康体かどうかのチェック |
・毛並みがきれいか ・口の中は綺麗なピンクで噛み合わせが良好か ・目ヤニはなくキレイか ・鼻は湿っているか ・耳の中に異常や異臭はなく綺麗か ・立ったときの肩や前腕・胸部ががっしりしているか ・お尻の周りが汚れていないか ・不自然な歩き方をしていないか ・抱き上げたときにずっしりした重みがあるか |
性格のチェック |
・元気に遊んでいるか ・遠くから声をかけたときに反応するか ・こちらに対し尻尾を振ってくれるか ・抱っこされたときにおとなしいか |
血統・将来の大きさのチェック |
・遺伝病やデメリットとなる特性を親や祖先・兄妹が持っていないか ・JKC発行の血統証明書はついているか ・数代先までファミリーツリーを確認できるか |
飼い方のポイント
お迎え時のポイント
子犬のお迎えに行く際には、必ずペットシーツを敷いたキャリーケースを用意しましょう。
安全に子犬を運べるよう、子犬の大きさに適した頑丈なキャリーケースを使ってください。
お迎え時には、食事やトイレの仕方、健康診断やマイクロチップの有無など、子犬の現在の状況を聞いておくことを忘れないようにしましょう。
かかりつけになる動物病院を事前に探しておくことで、お迎え後の健康診断などをスムーズに受けることができます。
スキッパーキの子犬をお迎えする際には、以下のグッズを用意しましょう。
- サークルやケージ
- トイレトレー
- 首輪やハーネス
- リード
- 食器
- 給水機
- お迎え先で食べていたフード
- スリッカー・コームブラシ
- ペットヒーター(10~5月の場合)
- 爪切りやシャンプーなどのケア用品
- おもちゃ
- 除菌消臭剤 など
お迎え前には子犬が誤って飲み込んでしまわないよう、床に物はできるだけ置かない環境づくりをかかさないようにしましょう。
寒い時期・暑い時期にお迎えをする場合には、ペットヒーターやエアコンで温度管理をしっかり行ってください。
お迎え当日から3日ほどは、なるべくケージから子犬を出さず環境に慣れてもらいましょう。
初日~1週間はじっくりと様子を見て、その後にスキンシップをとっていくと子犬の愛犬に不安をあまり感じさせずに慣れさせることができます。
成長期・成犬期のポイント
スキッパーキを飼育する際には、飼育や食事、運動やしつけなどさまざまなポイントを知っておく必要があります。
ここでは、スキッパーキと暮らしていく上でのポイントを解説します。
【飼育のポイント】
スキッパーキは甲状腺機能低下症が起きやすい犬種とされています。
甲状腺ホルモンの分泌が低下し、脱毛や元気消失などの症状があらわれます。
中年の頃から発症しやすい傾向があるため、このような症状が見られたら病院で検査を受けましょう。
また、関節関連の疾患にもかかりやすいため、歩き方がおかしいなど気づいたことがあれば獣医師に相談しましょう。
【食事のポイント】
スキッパーキは小型犬のため、小型犬向けのフードや、粒のサイズが小さいフードがおすすめです。
運動量が多いので、チキンやサーモンなど良質なたんぱく質を含むフードを選ぶと良いでしょう。
スキッパーキは約8カ月~10ヶ月前後で成犬になります。
食事の回数は消化器系の成長に合わせて変えていく必要があります。成長段階に合わせたご飯の回数を表にまとめたので参考にしてください。
~生後6ヶ月 |
4回 |
生後6ヶ月〜1歳 |
2,3回 |
1歳以降 |
2回 |
【運動のポイント】
スキッパーキはもともと番犬や牧羊犬、ネズミなどを駆除する等様々な場面で活躍していたため、小さな体ですが体力があります。
散歩は1日2回、30分/回(1日1時間)することが理想です。
個体差がありますが、毎日の散歩を行っても運動が足りずにストレスを感じてしまう子もいます。
定期的にドッグランへ行っても良いでしょう。
ダブルコートのため、暑さには弱いです。夏場は室温や散歩の時間に注意が必要です。
【お手入れのポイント】
スキッパーキはダブルコートなので、年間を通して抜け毛は多いでしょう。
特に首回りの毛量が多いため、コームやピンブラシでのブラッシングは怠らないようにしましょう。
また、足裏の毛が伸びるとフローリング等で滑って怪我に繋がるため、こまめにカットしてあげましょう。
表にスキッパーキに必要なお手入れをまとめたので、ぜひ参考にしてください。
ブラッシング |
週に3回以上 |
シャンプー |
月1~2回 |
歯磨き |
毎日 |
爪切り |
月1~2回(爪が伸びていたら) |
耳掃除 |
汚れが気になったら |
【しつけのポイント】
スキッパーキは賢いのですが独立心があり、自分で判断して行動することがあるため、毅然とした態度でしつけを行い、飼い主が群れのリーダーであると理解してもらう必要があります。
知らない人や犬、音に警戒することもあるため、早いうちから社会性を身に着けた方が良いです。
生後3~12週の時期は社会化期と呼ばれ、犬が様々な刺激に適応できるようになる期間があります。
この期間に他の人や犬と触れ合わせることで、社交性のある子に育てることができるので、パピーパーティやパピークラスに参加することをおすすめします。
トイレトレーニング |
決められた場所でトイレをできるようにする |
クレートトレーニング |
クレートに入ったまま大人しくできるようにする |
コマンドトレーニング |
「お手」「お座り」「伏せ」などのコマンドをこなせるようにする |
噛み癖のトレーニング |
噛んでよいもの・いけないものの区別できるようにさせる |
吠え癖のトレーニング |
無駄吠えをさせないようにする |
リーダーウォークのトレーニング |
引っ張ることなく、飼い主の横について散歩できるようにする |
まとめ
「小さな黒いキツネ」と言われることもあるスキッパーキ。 ピンと立った耳とふさふさの毛がきつねのようでかわいいですよね。 またくるんと巻いたしっぽが日本犬好きにもたまらないかわいさです。