この記事では、ボロニーズを飼おうと考えている方へ、ボロニーズの特徴や性格、大きさ、値段相場、飼い方のポイントなどをご紹介します。 ボロニーズ飼育の参考にしてみてください。
ボロニーズの特徴
ビション・フリーゼとマルチーズによく似たボロニーズ。 ボロニーズはローマ時代からすでに存在していたとされていますが、ビション・フリーゼとマルチーズと同じルーツであると考えられています。 イタリアのボローニャ地方発祥のため、ボロニーズと名づけられました。 貴族階級から非常に愛された愛玩犬で、ゴヤなどの著名な画家の絵にも描かれています。 生まれた子犬のために人間の乳母が雇われるほどの待遇を受けていましたが、母犬の母乳から免疫を得る必要がある時期に子犬を母犬から引き離し、人間の乳母に育てられたことで、当時のボロニーズは死亡率が高かったようです。 ボロニーズは毛並みがよく、穏やかで人懐こいため、ヨーロッパの貴族階級への贈り物としても喜ばれました。 戦時下も貴族たちと生活を共にしたため、他の犬種とは異なり絶滅の危機にはさらされなかったようです。
ボロニーズの被毛・抜け毛
ボロニーズの毛色はJKC(ジャパン・ケネル・クラブ)ではピュアホワイトのみが認められています。
被毛は縮れ気味でふわふわとしたボリュームがありますが、シングルコートのため抜けにくいと言われています。
ボロニーズの性格
穏やかで素直な性格をしています。また、落ち着いていて身のこなしも穏やかです。
しかし人にかまわれることが大好きなため留守番の時間は短い方が負担が少ないでしょう。
ボロニーズの大きさ
ボロニーズは超小型犬に分類されます。
ボロニーズ 成犬の体高
JKCの規定によると、ボロニーズの成犬時の体高はオス27~30cm、メス25~28cmが一般的です。
ボロニーズ 成犬の体重
ボロニーズの成犬時の平均体重はオス・メスともに2.5~4kg程度になります。
ボロニーズの値段・価格相場と選び方
ボロニーズは超小型犬で室内で飼育しやすい犬種ですが、日本国内ではやや珍しい犬種です。
20~30万円が平均価格のようですが、ペットショップではなかなか出会えない犬種のため、家族に迎えたいという方は直接ブリーダーに問い合わせた方がいいでしょう。
ボロニーズの選び方
ボロニーズの子犬を選ぶときには、以下のポイントをチェックしましょう。
健康体かどうかのチェック |
・毛並みがきれいか ・口の中は綺麗なピンクで噛み合わせが良好か ・目ヤニはなくキレイか ・鼻は湿っているか ・耳の中に異常や異臭はなく綺麗か ・立ったときの肩や前腕・胸部ががっしりしているか ・お尻の周りが汚れていないか ・不自然な歩き方をしていないか ・抱き上げたときにずっしりした重みがあるか |
性格のチェック |
・元気に遊んでいるか ・遠くから声をかけたときに反応するか ・こちらに対し尻尾を振ってくれるか ・抱っこされたときにおとなしいか |
血統・将来の大きさのチェック |
・遺伝病やデメリットとなる特性を親や祖先・兄妹が持っていないか ・JKC発行の血統証明書はついているか ・数代先までファミリーツリーを確認できるか |
飼い方のポイント
お迎え時のポイント
子犬のお迎えに行く際には、必ずペットシーツを敷いたキャリーケースを用意しましょう。
安全に子犬を運べるよう、子犬の大きさに適した頑丈なキャリーケースを使ってください。
お迎え時には、食事やトイレの仕方、健康診断やマイクロチップの有無など、子犬の現在の状況を聞いておくことを忘れないようにしましょう。
かかりつけになる動物病院を事前に探しておくことで、お迎え後の健康診断などをスムーズに受けることができます。
ボロニーズの子犬をお迎えする際には、以下のグッズを用意しましょう。
- サークルやケージ
- トイレトレー
- 首輪やハーネス
- リード
- 食器
- 給水機
- お迎え先で食べていたフード
- スリッカー・コームブラシ
- ペットヒーター(10~5月の場合)
- 爪切りやシャンプーなどのケア用品
- おもちゃ
- 除菌消臭剤 など
お迎え前には子犬が誤って飲み込んでしまわないよう、床に物はできるだけ置かない環境づくりをかかさないようにしましょう。
寒い時期・暑い時期にお迎えをする場合には、ペットヒーターやエアコンで温度管理をしっかり行ってください。
お迎え当日から3日ほどは、なるべくケージから子犬を出さず環境に慣れてもらいましょう。
初日~1週間はじっくりと様子を見て、その後にスキンシップをとっていくと子犬の愛犬に不安をあまり感じさせずに慣れさせることができます。
成長期・成犬期のポイント
ボロニーズを飼育する際には、飼育や食事、運動やしつけなどさまざまなポイントを知っておく必要があります。
ここでは、ボロニーズと暮らしていく上でのポイントを解説します。
【飼育のポイント】
ボロニーズは股関節・肘関節形成不全やレッグ・ペルテスなど小型犬に起きやすい疾患にかかりやすい傾向があります。
レッグ・ペルテスは約1歳までに発症することが多く、手術が必要になることも。
脚を痛がる様子があればすぐに病院へ行きましょう。
また関節への衝撃を避けるため階段の上り下り等はさせないようにする、住環境を整える必要があります。
【食事のポイント】
ボロニーズは超小型犬のため、小型犬向けのフードや、粒のサイズが小さいフードがおすすめです。
また食べる量も少ないので、フードの劣化を避けるため小分けになっているフードを選ぶと良いでしょう。
ボロニーズは約8カ月~10ヶ月前後で成犬になります。
食事の回数は消化器系の成長に合わせて変えていく必要があります。
成長段階に合わせたご飯の回数を表にまとめたので参考にしてください。
~生後6ヶ月 |
4回 |
生後6ヶ月〜1歳 |
2,3回 |
1歳以降 |
2回 |
【運動のポイント】
ボロニーズは愛玩犬として長く飼われてきたため、激しい運動は必要ありません。
散歩は1日2回、30分/回(1日1時間)することが理想です。
個体差がありますが、毎日の散歩を行っても運動が足りずにストレスを感じてしまう子もいます。
定期的にドッグランへ行っても良いでしょう。
シングルコートのため、体温を保つことが苦手です。冬は服を着せて防寒してあげましょう。
【お手入れのポイント】
ボロニーズはシングルコートなので、比較的抜け毛が少ないと言われています。
しかし、長毛なので毛玉になってしまわないよう、コームやピンブラシでのブラッシングは怠らないようにしましょう。
また、足裏の毛が伸びるとフローリング等で滑って怪我に繋がるため、こまめにカットしてあげましょう。
白い被毛のため涙やけやよだれやけが目立ちますので食後は口周りを拭く、毎日顔周りを拭く習慣を付けましょう。
表にボロニーズに必要なお手入れをまとめたので、ぜひ参考にしてください。
ブラッシング |
週に3回以上 |
シャンプー |
月1~2回 |
歯磨き |
毎日 |
爪切り |
月1~2回(爪が伸びていたら) |
耳掃除 |
汚れが気になったら |
【しつけのポイント】
ボロニーズは飼い主の様子をよく観察し、言ったことを理解しようとしてくれるので、教えたことを比較的すぐに覚えてくれるでしょう。
知らない人や自分より大きな犬に警戒することもあるため、早いうちから社会性を身に着けた方が良いです。
生後3~12週の時期は社会化期と呼ばれ、犬が様々な刺激に適応できるようになる期間があります。
この期間に他の人や犬と触れ合わせることで、社交性のある子に育てることができるので、パピーパーティやパピークラスに参加することをおすすめします。
トイレトレーニング |
決められた場所でトイレをできるようにする |
クレートトレーニング |
クレートに入ったまま大人しくできるようにする |
コマンドトレーニング |
「お手」「お座り」「伏せ」などのコマンドをこなせるようにする |
噛み癖のトレーニング |
噛んでよいもの・いけないものの区別できるようにさせる |
吠え癖のトレーニング |
無駄吠えをさせないようにする |
リーダーウォークのトレーニング |
引っ張ることなく、飼い主の横について散歩できるようにする |
まとめ
小さくふわふわの綿毛のようなボロニーズ。 元々室内で暮らしていた愛玩犬のため、日本の住宅事情にも適している犬種です。