この記事では、アメリカン・アキタを飼おうと考えている方へ、アメリカン・アキタの特徴や性格、大きさ、値段相場、飼い方のポイントなどをご紹介します。 アメリカン・アキタ飼育の参考にしてみてください。
アメリカン・アキタの特徴
戦前に秋田犬がヘレン・ケラーに贈られ、アメリカ国内で話題になったことや、秋田犬が日本犬中で唯一の大型犬種であったこともあり、アメリカ兵の間で秋田犬が人気となっていました。 第二次世界大戦中は軍用犬のジャーマン・シェパード以外の犬は捕獲命令がでており、秋田犬とジャーマン・シェパードやマスティフを交配することで捕獲を免れました。 そして第二次世界大戦後、日本に進駐していたアメリカ軍がアメリカに連れ帰った秋田犬とジャーマン・シェパードの交配種がアメリカン・アキタとなりました。 がっしりとした骨太の体に、秋田犬らしさの中にシェパードの要素も感じられる顔をしています。
アメリカン・アキタの被毛・抜け毛
アメリカン・アキタの毛色はJKC(ジャパン・ケネル・クラブ)ではレッド、フォーン、ホワイトなどのさまざまな色が認められています。
毛色がホワイトの単色の場合にはマスクはない方が好まれます。
ダブルコートのため換毛期はもちろん、年間を通して抜け毛は多いでしょう。
また、超大型犬であるため、ブラッシングの時間がかなり必要になります。
アメリカン・アキタの性格
とても大きな体で威厳があるように見えますが、優しくフレンドリーであることが多いです。また、機敏で反応がいいため、運動も好みます。
アメリカン・アキタの大きさ
アメリカン・アキタは超大型犬に分類されます。
アメリカン・アキタ 成犬の体高
JKCの規定によると、アメリカン・アキタの成犬時の体高はオス66~71cm、メス61~66cmが一般的です。
アメリカン・アキタ 成犬の体重
アメリカン・アキタの成犬時の平均体重はオス・メスともに40kgを超えます。大きいオスは50kg近くになることもあります。
アメリカン・アキタの値段・価格相場と選び方
アメリカン・アキタは日本国内では頭数がかなり少ない犬種です。 JKC(ジャパン・ケネル・クラブ)の犬種別犬籍登録頭数(その年に新規登録された頭数)も、ほとんどの年で10頭以下となっているため、なかなか出会えない犬種です。 日本国内にも少数ですがブリーダーはいるようなので、家族に迎えたいという方は直接問い合わせた方がいいでしょう。
アメリカン・アキタの選び方
アメリカン・アキタの子犬を選ぶときには、以下のポイントをチェックしましょう。
健康体かどうかのチェック |
・毛並みがきれいか ・口の中は綺麗なピンクで噛み合わせが良好か ・目ヤニはなくキレイか ・鼻は湿っているか ・耳の中に異常や異臭はなく綺麗か ・立ったときの肩や前腕・胸部ががっしりしているか ・お尻の周りが汚れていないか ・不自然な歩き方をしていないか ・抱き上げたときにずっしりした重みがあるか |
性格のチェック |
・元気に遊んでいるか ・遠くから声をかけたときに反応するか ・こちらに対し尻尾を振ってくれるか ・抱っこされたときにおとなしいか |
血統・将来の大きさのチェック |
・遺伝病やデメリットとなる特性を親や祖先・兄妹が持っていないか ・JKC発行の血統証明書はついているか ・数代先までファミリーツリーを確認できるか |
お迎え時のポイント
子犬のお迎えに行く際には、必ずペットシーツを敷いたキャリーケースを用意しましょう。
安全に子犬を運べるよう、子犬の大きさに適した頑丈なキャリーケースを使ってください。
お迎え時には、食事やトイレの仕方、健康診断やマイクロチップの有無など、子犬の現在の状況を聞いておくことを忘れないようにしましょう。
かかりつけになる動物病院を事前に探しておくことで、お迎え後の健康診断などをスムーズに受けることができます。
アメリカン・アキタの子犬をお迎えする際には、以下のグッズを用意しましょう。
- サークルやケージ
- トイレトレー
- 首輪やハーネス
- リード
- 食器
- 給水機
- お迎え先で食べていたフード
- スリッカー・コームブラシ
- ペットヒーター(10~5月の場合)
- 爪切りやシャンプーなどのケア用品
- おもちゃ
- 除菌消臭剤 など
お迎え前には子犬が誤って飲み込んでしまわないよう、床に物はできるだけ置かない環境づくりをかかさないようにしましょう。
寒い時期・暑い時期にお迎えをする場合には、ペットヒーターやエアコンで温度管理をしっかり行ってください。
お迎え当日から3日ほどは、なるべくケージから子犬を出さず環境に慣れてもらいましょう。
初日~1週間はじっくりと様子を見て、その後にスキンシップをとっていくと子犬の愛犬に不安をあまり感じさせずに慣れさせることができます。
成長期・成犬期のポイント
アメリカン・アキタを飼育する際には、飼育や食事、運動やしつけなどさまざまなポイントを知っておく必要があります。
ここでは、アメリカン・アキタと暮らしていく上でのポイントを解説します。
【飼育のポイント】
アメリカン・アキタは活発な超大型犬です。
アメリカン・アキタの体力についていける体力があり、広い飼育環境がある家庭に向いています。
成犬になると、体重により関節に負担がかかるため、階段の上り下りなどは極力させない方が良いでしょう。
力の強い犬のため、制御できる力があり、きちんとしつけをできる人に向いています。
また、ダブルコートのため夏場は室温や散歩の時間に注意しましょう。
【食事のポイント】
アメリカン・アキタは超大型犬のため、大型犬向けのフードや、主原料が肉や魚の質の良い動物性タンパク質が多く含まれるフードがおすすめです。
また、体重が最大50kg近くになるため、関節に負担がかかりやすいです。
「グルコサミン」「コンドロイチン硫酸」「MSM(メチルスルフォニルメタン)」等、関節に良いとされる成分が含まれたフードもおすすめです。
関節の負担にならないよう、体重管理はしっかりと行いましょう。
アメリカン・アキタは約2年前後で成犬になります。食事の回数は消化器系の成長に合わせて変えていく必要があります。成長段階に合わせたご飯の回数を表にまとめたので参考にしてください。
~生後6ヶ月 |
4回 |
生後6ヶ月〜2歳 |
2,3回 |
2歳半以降 |
2回 |
【運動のポイント】
アメリカン・アキタは狩猟犬の血を引くため、走ることが大好きな犬種です。
散歩は1日2回、1時間/回(1日2時間)することが理想です。
個体差がありますが、毎日の散歩を行っても運動が足りずにストレスを感じてしまう子もいます。
定期的にドッグランへなどに通い、思いきり運動させましょう。
ダブルコートのため夏の暑さには弱いので、夏場は室内のドッグランや木陰の多いドッグラン、早朝のお散歩など工夫が必要です。
【お手入れのポイント】
アメリカン・アキタはダブルコートなので換毛期はもちろん、年間を通して抜け毛が多いです。
週に3回以上はブラッシングが必要です。
換毛期にしっかりブラッシングしないと体温調節がしにくくなってしまうので、換毛期は念入りに。
表にアメリカン・アキタに必要なお手入れをまとめたので、ぜひ参考にしてください。
ブラッシング |
週に3回以上 |
シャンプー |
月1~2回 |
歯磨き |
毎日 |
爪切り |
月1~2回(爪が伸びていたら) |
耳掃除 |
汚れが気になったら |
【しつけのポイント】
アメリカン・アキタは対応力があることが多いため、教えたことを比較的すぐに覚えてくれるでしょう。
しかし、体重が40kg以上にもなるうえ、力の強い犬なので他の人や犬にとびかからないように「待て」など落ち着かせる訓練も必須です。
生後3~12週の時期は社会化期と呼ばれ、犬が様々な刺激に適応できるようになる期間があります。
この期間に他の人や犬と触れ合わせることで、社交性のある子に育てることができるので、パピーパーティやパピークラスに参加することをおすすめします。
トイレトレーニング |
決められた場所でトイレをできるようにする |
クレートトレーニング |
クレートに入ったまま大人しくできるようにする |
コマンドトレーニング |
「お手」「お座り」「伏せ」などのコマンドをこなせるようにする |
噛み癖のトレーニング |
噛んでよいもの・いけないものの区別できるようにさせる |
吠え癖のトレーニング |
無駄吠えをさせないようにする |
リーダーウォークのトレーニング |
引っ張ることなく、飼い主の横について散歩できるようにする |
まとめ
日本の秋田犬とジャーマン・シェパード等の狩猟犬の強さと凛々しさを兼ね備えたアメリカン・アキタ。 秋田犬特有ののくるりと巻いたしっぽが日本犬好きにはたまりませんよね。 大きな体とフレンドリーなかわいさで、すばらしい家族の一員になってくれるでしょう。