この記事では、ジャーマン・シェパードを飼おうと考えている方へ、ジャーマン・シェパードの特徴や性格、大きさ、値段相場、飼い方のポイントなどをご紹介します。 ジャーマン・シェパード飼育の参考にしてみてください。
ジャーマン・シェパードの特徴
シェパードと言うと警察犬として活躍する犬を想像する方が多いのではないでしょうか。 しかし、世界にはシェパードの種類がたくさんあります。 今回は代表的な「ジャーマン・シェパード」についてご紹介します。 ジャーマン・シェパードはその名の通りドイツ原産のシェパードです。 「オールド・ジャーマン・シェパード・ドッグ」というドイツ古来の牧羊犬を改良し、第一次世界大戦では伝令、弾薬運搬、陣地警備をするなど、軍用犬として活躍していました。 賢く飼い主に忠実、筋肉質のがっしりした体型で体力があり、訓練を好む性格のため、災害救助犬・軍用犬・警備犬・警察犬・麻薬探知犬など現在も様々な場面で活躍しています。
ジャーマン・シェパードの被毛・抜け毛
ジャーマン・シェパードの毛色はJKC(ジャパン・ケネル・クラブ)ではブラックの地に、レディッシュ・ブラウン、ブラウン、イエロー、明るいグレーまでのマーキングが入っているものや、ブラック、グレーの単色などが認められていますが、鼻は黒が好ましいようです。
ダブルコートのため換毛期はもちろん、年間を通して抜け毛は多いでしょう。
ジャーマン・シェパードの性格
現在も使役犬として活躍していることから、非常に知的で体力のある犬種です。
自信があり落ち着いているため、しつけもしやすいでしょう。
家族を守ろうとする気持ちが強いため、初対面の犬や人に警戒心を持つこともあります。
ジャーマン・シェパードの大きさ
ジャーマン・シェパードは大型犬に分類されます。
ジャーマン・シェパード 成犬の体高
JKCの規定によると、ジャーマン・シェパードの成犬時の体高はオス60~65cm、メス55~60cmが一般的です。
体高より体長の方がやや長くなり、腰の位置が低いのが特徴です。
ジャーマン・シェパード 成犬の体重
ジャーマン・シェパードの成犬時の平均体重はオス30~40kg、メス22~32kgが一般的です。
ジャーマン・シェパードの値段・価格相場と選び方
ジャーマン・シェパードの値段相場は30万円~40万円となっています。 ペットショップではなかなか見かけない犬種ですので、もし家族に迎えたい場合は、ブリーダーに問い合わせた方がいいでしょう。
ジャーマン・シェパードの選び方
ジャーマン・シェパードの子犬を選ぶときには、以下のポイントをチェックしましょう。
健康体かどうかのチェック |
・毛並みがきれいか ・口の中は綺麗なピンクで噛み合わせが良好か ・目ヤニはなくキレイか ・鼻は湿っているか ・耳の中に異常や異臭はなく綺麗か ・立ったときの肩や前腕・胸部ががっしりしているか ・お尻の周りが汚れていないか ・不自然な歩き方をしていないか ・抱き上げたときにずっしりした重みがあるか |
性格のチェック |
・元気に遊んでいるか ・遠くから声をかけたときに反応するか ・こちらに対し尻尾を振ってくれるか ・抱っこされたときにおとなしいか |
血統・将来の大きさのチェック |
・遺伝病やデメリットとなる特性を親や祖先・兄妹が持っていないか ・JKC発行の血統証明書はついているか ・数代先までファミリーツリーを確認できるか |
ジャーマン・シェパードは膵外分泌不全(すいがいぶんぴふぜん)という病気が遺伝的に多い犬種です。
戦時中に軍用犬として多く生み出す必要があり、極端な近親交配などがこういった病気に関連していると思われます。
この病気は年齢問わず発症し、膵臓が消化液を正常に分泌できなくなり、消化不良になる病気です。
食欲があるのに体重が増えない・減少する、大量の下痢などが見られたらこの病気の可能性があります。
治療は生涯投薬で行うものとなりますので、ブリーダーのもとで親犬の健康状態を聞いてみるのも良いでしょう。
お迎え時のポイント
子犬のお迎えに行く際には、必ずペットシーツを敷いたキャリーケースを用意しましょう。
安全に子犬を運べるよう、子犬の大きさに適した頑丈なキャリーケースを使ってください。
お迎え時には、食事やトイレの仕方、健康診断やマイクロチップの有無など、子犬の現在の状況を聞いておくことを忘れないようにしましょう。
かかりつけになる動物病院を事前に探しておくことで、お迎え後の健康診断などをスムーズに受けることができます。
ジャーマン・シェパードの子犬をお迎えする際には、以下のグッズを用意しましょう。
- サークルやケージ
- トイレトレー
- 首輪やハーネス
- リード
- 食器
- 給水機
- お迎え先で食べていたフード
- スリッカー・コームブラシ
- ペットヒーター(10~5月の場合)
- 爪切りやシャンプーなどのケア用品
- おもちゃ
- 除菌消臭剤 など
お迎え前には子犬が誤って飲み込んでしまわないよう、床に物はできるだけ置かない環境づくりをかかさないようにしましょう。
寒い時期・暑い時期にお迎えをする場合には、ペットヒーターやエアコンで温度管理をしっかり行ってください。
お迎え当日から3日ほどは、なるべくケージから子犬を出さず環境に慣れてもらいましょう。
初日~1週間はじっくりと様子を見て、その後にスキンシップをとっていくと子犬の愛犬に不安をあまり感じさせずに慣れさせることができます。
成長期・成犬期のポイント
ジャーマン・シェパードを飼育する際には、飼育や食事、運動やしつけなどさまざまなポイントを知っておく必要があります。
ここでは、ジャーマン・シェパードと暮らしていく上でのポイントを解説します。
【飼育のポイント】
ジャーマン・シェパードは十分な運動が必要です。
ジャーマン・シェパードの体力についていける体力があり、広い飼育環境がある家庭に向いています。
力の強い犬のため、制御できる力があり、きちんとしつけをできる人に向いています。
また、ダブルコートのため夏場は室温や散歩の時間に注意しましょう。
【食事のポイント】
ジャーマン・シェパードは筋肉質で運動量が多いため、たんぱく質が多いフードを選ぶと良いでしょう。
ジャーマン・シェパードは約1年半前後で成犬になります。
食事の回数は消化器系の成長に合わせて変えていく必要があります。
成長段階に合わせたご飯の回数を表にまとめたので参考にしてください。
~生後6ヶ月 |
4回 |
生後6ヶ月〜1歳半 |
2,3回 |
1歳半以降 |
2回 |
【運動のポイント】
ジャーマン・シェパードは走ることが大好きな犬種です。
散歩は1日2回、1時間/回(1日2時間)することが理想です。
個体差がありますが、毎日の散歩を行っても運動が足りずにストレスを感じてしまう子もいます。
定期的にドッグランへなどに通い、思いきり運動させましょう。
アジリティも向いています。
ダブルコートのため夏の暑さには弱いので、夏場は室内のドッグランや木陰の多いドッグラン、早朝のお散歩など工夫が必要です。
また、賢いため知育トイなど頭を使う遊びも喜ぶでしょう。
【お手入れのポイント】
ジャーマン・シェパードはダブルコートなので換毛期はもちろん、年間を通して抜け毛が多いです。
週に3回以上はブラッシングしてください。
換毛期にしっかりブラッシングしないと体温調節がしにくくなってしまうので、換毛期は念入りに。
表にジャーマン・シェパードに必要なお手入れをまとめたので、ぜひ参考にしてください。
ブラッシング |
週に3回以上 |
シャンプー |
月1~2回 |
歯磨き |
毎日 |
爪切り |
月1~2回(爪が伸びていたら) |
耳掃除 |
汚れが気になったら |
【しつけのポイント】
ジャーマン・シェパードは賢く訓練が好きな犬種なので、教えたことを比較的すぐに覚えてくれるでしょう。
飼い主の期待に応えることが喜びとなる犬種なので、褒めて伸ばすことを意識してください。
力の強い犬なので他の人や犬にとびかからないように「待て」など落ち着かせる訓練も必須です。
生後3~12週の時期は社会化期と呼ばれ、犬が様々な刺激に適応できるようになる期間があります。
この期間に他の人や犬と触れ合わせることで、社交性のある子に育てることができるので、パピーパーティやパピークラスに参加することをおすすめします。
トイレトレーニング |
決められた場所でトイレをできるようにする |
クレートトレーニング |
クレートに入ったまま大人しくできるようにする |
コマンドトレーニング |
「お手」「お座り」「伏せ」などのコマンドをこなせるようにする |
噛み癖のトレーニング |
噛んでよいもの・いけないものの区別できるようにさせる |
吠え癖のトレーニング |
無駄吠えをさせないようにする |
リーダーウォークのトレーニング |
引っ張ることなく、飼い主の横について散歩できるようにする |
まとめ
ジャーマン・シェパードは、現在も人間のために働き、活躍しています。 とても忠実で人の話をよく聞く、すばらしい家族の一員になってくれるでしょう。