• 犬の種類と特徴
  • 2025/01/07

ウィペットの特徴・性格・大きさ・値段相場や飼い方のポイントをご紹介

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この記事では、ウィペットを飼おうと考えている方へ、ウィペットの特徴や性格、大きさ、値段相場、飼い方のポイントなどをご紹介します。ウィペット飼育の参考にしてみてください。

ウィペットの特徴

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無駄のないスラっとした見た目で、最高速度は60km近くなるという俊足のウィペット。 その走る姿が鞭(whip)を打たれて走る馬のようであることからウィペット(Whippet)という犬種名になったと言われています。 17世紀頃のイギリスの貧しい農民がネズミ駆除のために飼われ始め、19世紀後半に小型のグレーハウンドにマンチェスター・テリアやベドリントン・テリア、ホワイト・テリアなどを交配し改良したことによって今のウィペットとなったようです。ドッグレースでも非常に人気がありました。 戦後はドッグショーに出陳し、貧しい農民の犬というイメージから容姿の美しいショードッグとして世界中で人気となりました。 イタリアン・グレーハウンドと似ていますが、イタリアン・グレーハウンドの方が歴史が古く、小型です。

ウィペットの被毛・抜け毛

JKC(ジャパン・ケンネル・クラブ)では、マール(大理石のような模様)以外はすべて認められているので、様々な模様の個体が存在します。


被毛は短く密集して生えているシングルコートです。シングルコートは一般的に抜け毛は少ないと言われていますが、生え変わりのサイクルが早い、密集して生えているため、多く感じるかもしれません。


ウィペットの大きさ

ウィペットは中型犬に分類されます。


ウィペット 成犬の体高

JKCの規定によると、ウィペットの成犬時の体高はオス47~51cm、メス44~47cmが一般的です。


ウィペット 成犬の体重

オス・メスともに13~14kgが一般的です。

ウィペットの値段・価格相場と選び方

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ウィペットの値段相場は20万~40万円となっています。

ウィペットの選び方

ウィペットの子犬を選ぶときには、以下のポイントをチェックしましょう。

健康体かどうかのチェック

・毛並みがきれいか

・口の中は綺麗なピンクで噛み合わせが良好か

・目ヤニはなくキレイか

・鼻は湿っているか

・耳の中に異常や異臭はなく綺麗か

・立ったときの肩や前腕・胸部ががっしりしているか

・お尻の周りが汚れていないか

・不自然な歩き方をしていないか

・抱き上げたときにずっしりした重みがあるか

性格のチェック

・元気に遊んでいるか

・遠くから声をかけたときに反応するか

・こちらに対し尻尾を振ってくれるか

・抱っこされたときにおとなしいか

血統・将来の大きさのチェック

・遺伝病やデメリットとなる特性を親や祖先・兄妹が持っていないか

・JKC発行の血統証明書はついているか

・数代先までファミリーツリーを確認できるか

ウィペットは先天的もしくは後天的に口蓋裂(口腔の上壁が裂けてしまう病気)になりやすいです。
予防法はありませんが、外科手術によって裂けてしまったところをふさぐことはできます。


また、耳介脱毛症という耳の一部もしくは全体の毛が抜けてしまう遺伝性の病気を発症することもあります。
遺伝性なので、有効な治療法・予防法はないため、ブリーダーから子犬を迎える場合は、親犬の健康状態を確認させてもらうと良いでしょう。

飼い方のポイント

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ここではお迎えからしつけまで解説していきます。

お迎え時のポイント

子犬のお迎えに行く際には、必ずペットシーツを敷いたキャリーケースを用意しましょう。
安全に子犬を運べるよう、子犬の大きさに適した頑丈なキャリーケースを使ってください。

お迎え時には、食事やトイレの仕方、健康診断やマイクロチップの有無など、子犬の現在の状況を聞いておくことを忘れないようにしましょう。
かかりつけになる動物病院を事前に探しておくことで、お迎え後の健康診断などをスムーズに受けることができます。

ウィペットの子犬をお迎えする際には、以下のグッズを用意しましょう。

  • サークルやケージ
  • トイレトレー
  • 首輪やハーネス
  • リード
  • 食器
  • 給水機
  • お迎え先で食べていたフード
  • スリッカー・コームブラシ
  • ペットヒーター(10~5月の場合)
  • 爪切りやシャンプーなどのケア用品
  • おもちゃ
  • 除菌消臭剤 など

お迎え前には子犬が誤って飲み込んでしまわないよう、床に物はできるだけ置かない環境づくりをかかさないようにしましょう。
寒い時期・暑い時期にお迎えをする場合には、ペットヒーターやエアコンで温度管理をしっかり行ってください。

お迎え当日から3日ほどは、なるべくケージから子犬を出さず環境に慣れてもらいましょう。
初日~1週間はじっくりと様子を見て、その後にスキンシップをとっていくと子犬の愛犬に不安をあまり感じさせずに慣れさせることができます。

 

成長期・成犬期のポイント

ウィペットを飼育する際には、飼育や食事、運動やしつけなどさまざまなポイントを知っておく必要があります。
ここでは、ウィペットと暮らしていく上でのポイントを解説します。

 

【飼育のポイント】

ウィペットは、シングルコートの短毛なので寒さに弱いです。

冬に外出するときには服や靴を身につけるなどして寒さから身を守ってあげてください。

子犬のうちから服や靴に慣れさせておくことで、お互いにストレスなく着せることができます。

また、頭が非常に小さいのでカラー(首輪)タイプの首輪は後ずさりしたときなどに抜けてしまいます。
ハーネス(胴輪)タイプの方が首への負担も少なくなって良いでしょう。

 

【食事のポイント】

ウィペットは運動量が多いため、タンパク質が多いフードがおすすめです。

しかし、関節への負担にならないよう、肥満には注意が必要です。脂質や糖質に注意しましょう。

 

ウィペットは12ヶ月で成犬になります。食事の回数は消化器系の成長に合わせて変えていく必要があります。成長段階に合わせたご飯の回数を表にまとめたので参考にしてください。

~生後6ヶ月

4回

生後6ヶ月〜1歳

2,3回

1歳以降

2回

 

【運動のポイント】

ウィペットは非常に運動量の多い犬種で、走ることが大好きです。

散歩は、駆け足運動などを取り入れて、1日2回、30分/回(1日1時間)することが理想です。
個体差がありますが、毎日の散歩を行っても運動が足りずにストレスを感じてしまう子もいます。
定期的にドッグランへなどに通い、思いきり運動させましょう。

また、まっすぐ走ることは得意ですが、曲がることが苦手です。
速く走れる犬種のため、狭いスペースでの追いかけっこでは減速できずに物に衝突してしまい怪我をしてしまう可能性があるので、広めの場所を探してあげると良いでしょう。

 

【お手入れのポイント】

短毛種のウィペットは、比較的お手入れが楽です。

週に1~2回を目安にラバーブラシや獣毛でブラッシングし、蒸しタオルなどで定期的に体を拭いてあげましょう。
アレルギー性皮膚炎にもかかりやすい犬種のため、皮膚に赤みやかゆみがある場合は獣医師に相談し、体質に合った食事を提案してもらいましょう。
表にウィペットに必要なお手入れをまとめたので、ぜひ参考にしてください。

ブラッシング

週に1~2回

シャンプー

月1~2回

歯磨き

毎日

爪切り

月1~2回(爪が伸びていたら)

耳掃除

汚れが気になったら

 

【しつけのポイント】

ウィペットは賢い犬種で、教えたことを比較的すぐに覚えてくれるでしょう。

万が一首輪が抜けてしまったときのために、「待て」や「おいで」等、呼び戻すトレーニングはしっかり行った方が良いでしょう。

生後3~12週の時期は社会化期と呼ばれ、犬が様々な刺激に適応できるようになる期間があります。
この期間に他の人や犬と触れ合わせることで、社交性のある子に育てることができるので、パピーパーティやパピークラスに参加することをおすすめします。

トイレトレーニング

決められた場所でトイレをできるようにする

クレートトレーニング

クレートに入ったまま大人しくできるようにする

コマンドトレーニング

「お手」「お座り」「伏せ」などのコマンドをこなせるようにする

噛み癖のトレーニング

噛んでよいもの・いけないものの区別できるようにさせる

吠え癖のトレーニング

無駄吠えをさせないようにする

リーダーウォークのトレーニング

引っ張ることなく、飼い主の横について散歩できるようにする

まとめ

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家の中では穏やかに過ごすことができ、外ではアクティブにかっこよく走る姿を見せてくれるウィペット。 今はウィペットのようなサイトハウンド系向けのドッグアパレルも増えているので、おしゃれも楽しめそうですよね。

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ぷにぷにpaw編集部

動物看護師やトリマーの有資格者や愛犬家など犬が大好きな人が編集しております。 愛犬家の皆様に正しい情報をお伝えできるよう、わんちゃんについて日々勉強をしております。

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