• 犬の種類と特徴
  • 2024/12/11

ミニチュア・シュナウザーの特徴・性格・大きさ・値段相場や飼い方のポイントをご紹介

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この記事では、ミニチュア・シュナウザーを飼おうと考えている方へ、ミニチュア・シュナウザーの特徴や性格、大きさ、値段相場、飼い方のポイントなどをご紹介します。ミニチュア・シュナウザー飼育の参考にしてみてください。

ミニチュア・シュナウザーの特徴

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ふさっとした眉毛と髭、長いまつげが特徴のミニチュア・シュナウザー。 原産のドイツでは「シュナウザー」は「口ひげ」という意味だそうです。 シュナウザーはミニチュア・シュナウザー、スタンダード・シュナウザー、ジャイアント・シュナウザーの3つのタイプがありますが、今回は日本でも人気のミニチュア・シュナウザーについて解説していきます。 19世紀後半のドイツでネズミを追い払うため、スタンダード・シュナウザーとアーフェン・ピンシャーやプードルとの交配を重ねて生み出されたのがミニチュア・シュナウザーです。 口ひげは、ネズミが反撃しても噛まれないよう、身を守るために役立ちます。 今では愛玩犬として、様々なカットスタイルを楽しむ飼い主が多いですね。

ミニチュア・シュナウザーの被毛・抜け毛

被毛はダブルコートで、ワイヤーのようにかたい上毛が特徴です。この上毛は光沢がなく、シュナウザー特有の外見を象徴しています。
抜け毛は他の犬種と比べて少ないですが、毛は伸び続けるのでトリミングは必須となります。
また、毛が絡まないよう、毎日のブラッシングも必要です。


毛色はJKC(ジャパン・ケンネル・クラブ)によると「ブラックのアンダーコートで漆黒」「ソルト・アンド・ペッパー」「ブラック・アンド・シルバー」「ホワイトのアンダーコートで純白」の毛色が認められているようです。
「ソルト・アンド・ペッパー」が、ミニチュア・シュナウザーでよく連想される毛色です。
JKCでは認められていませんが、赤みがかった茶色の「レバー」、濃淡のベージュ色の「ウィートン」と呼ばれるカラーの子もいるようです。

ミニチュア・シュナウザーの性格

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明るく好奇心旺盛で、遊ぶのが大好きな子が多いです。 また、昔はネズミを追い払う使役犬として活躍していたので、賢く飼い主の言うことをよく理解します。

ミニチュア・シュナウザーの大きさ

ミニチュア・シュナウザーは小型犬に分類されます。しっかりした体つきのため、小型犬にしては大きく見えることもあるでしょう。


ミニチュア・シュナウザー 成犬の体高

JKCの規定によると、ミニチュア・シュナウザーの成犬時の体高はオス、メスともに30~35cmが一般的です。


 

ミニチュア・シュナウザー 成犬の体重

JKCの規定によると、ミニチュア・シュナウザーの成犬時の体重はオス、メスともに4~8kgが一般的です。

ミニチュア・シュナウザーの値段・価格相場と選び方

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ミニチュア・シュナウザーの値段相場は20万~40万円となっています。

ミニチュア・シュナウザーの選び方

ミニチュア・シュナウザーの子犬を選ぶときには、以下のポイントをチェックしましょう。

健康体かどうかのチェック

・毛並みがきれいか

・口の中は綺麗なピンクで噛み合わせが良好か

・目ヤニはなくキレイか

・鼻は湿っているか

・耳の中に異常や異臭はなく綺麗に立っているか

・立ったときの肩や前腕・胸部ががっしりしているか

・お尻の周りが汚れていないか

・不自然な歩き方をしていないか

・抱き上げたときにずっしりした重みがあるか

性格のチェック

・元気に遊んでいるか

・遠くから声をかけたときに反応するか

・こちらに対し尻尾を振ってくれるか

・抱っこされたときにおとなしいか

血統・将来の大きさのチェック

・遺伝病やデメリットとなる特性を親や祖先・兄妹が持っていないか

・JKC発行の血統証明書はついているか

・数代先までファミリーツリーを確認できるか

ミニチュア・シュナウザーは遺伝性疾患がいくつかあります。

「進行性網膜萎縮症」や「乾性角結膜炎」、「白内障」等、目の病気が多いようです。
また、怪我や手術の際に血が止まらなくなってしまう「フォンビレブランド病」もミニチュア・シュナウザーの遺伝性疾患のひとつです。
可能であればブリーダーからの迎え入れを検討し、親犬の状況を見せてもらうと安心かもしれません。


飼い方のポイント

お迎え時のポイント

子犬のお迎えに行く際には、必ずペットシーツを敷いたキャリーケースを用意しましょう。
安全に子犬を運べるよう、子犬の大きさに適した頑丈なキャリーケースを使ってください。

お迎え時には、食事やトイレの仕方、健康診断やマイクロチップの有無など、子犬の現在の状況を聞いておくことを忘れないようにしましょう。
かかりつけになる動物病院を事前に探しておくことで、お迎え後の健康診断などをスムーズに受けることができます。

ミニチュア・シュナウザーの子犬をお迎えする際には、以下のグッズを用意しましょう。

  • サークルやケージ
  • トイレトレー
  • 首輪やハーネス
  • リード
  • 食器
  • 給水機
  • お迎え先で食べていたフード
  • スリッカー・コームブラシ
  • ペットヒーター(10~5月の場合)
  • 爪切りやシャンプーなどのケア用品
  • おもちゃ
  • 除菌消臭剤 など

お迎え前には子犬が誤って飲み込んでしまわないよう、床に物はできるだけ置かない環境づくりをかかさないようにしましょう。
寒い時期・暑い時期にお迎えをする場合には、ペットヒーターやエアコンで温度管理をしっかり行ってください。

お迎え当日から3日ほどは、なるべくケージから子犬を出さず環境に慣れてもらいましょう。
初日~1週間はじっくりと様子を見て、その後にスキンシップをとっていくと子犬の愛犬に不安をあまり感じさせずに慣れさせることができます。

 

成長期・成犬期のポイント

ミニチュア・シュナウザーを飼育する際には、飼育や食事、運動やしつけなどさまざまなポイントを知っておく必要があります。ここでは、ミニチュア・シュナウザーと暮らしていく上でのポイントを解説します。

 

【飼育のポイント】

ミニチュア・シュナウザーは、目の病気のほか、尿石症など泌尿器の病気を発症しやすいため、飲んでいる水の量には気を付けてあげたいですね。
また、尿の様子も確認しましょう。尿にキラキラした結晶が見えたなら、すぐさま獣医師さんに見てもらいましょう。

皮膚の病気にもかかりやすいので、日頃のブラッシングと同時に全身を触って異変がないか確認しましょう。

 

【食事のポイント】

ミニチュア・シュナウザーは前述のとおり泌尿器の病気を発症しやすいため、シュウ酸を多く含む食材は可能な限り避けた方が良いでしょう。

また、高脂血症のリスクもあるため、低脂質であるほうが良いでしょう。

 

ミニチュア・シュナウザーは約1年で成犬になります。
食事の回数は消化器系の成長に合わせて変えていく必要があります。成長段階に合わせたご飯の回数を表にまとめたので参考にしてください。

~生後6ヶ月

4回

生後6ヶ月〜12ヶ月

2,3回

1歳以降

2回

 

【運動のポイント】

ミニチュア・シュナウザーは小型ですが運動量の多い犬種で、走ることが大好きです。

散歩は、駆け足運動などを取り入れて、1日2回、30分/回(1日1時間)することが理想です。
個体差がありますが、毎日の散歩を行っても運動が足りずにストレスを感じてしまう子もいます。定期的にドッグランへなどに通い、思いきり運動させましょう。

 

【お手入れのポイント】

ダブルコートのミニチュア・シュナウザーは、毛が伸び続けるのでトリミングが必要です。
また、毛が絡まないように毎日のブラッシングも必要です。

シュナウザー特有の「シュナウザー面皰(めんぽう)症候群」も気を付けましょう。
ブツブツが出ていたり、体をかゆがっていたりする場合は、かかりつけの獣医師に相談しましょう。

また、口元のひげを残したカットにした場合は、ごはんの後、水を飲んだ後など、こまめに拭いてあげないと、よだれやけ(髭やけとも言われるようです)になってしまいます。
たれ耳のため、外耳炎にも注意が必要です。耳のチェックもこまめに行いましょう。
表にミニチュア・シュナウザーに必要なお手入れをまとめたので、ぜひ参考にしてください。

ブラッシング

毎日

シャンプー

月1~2回

歯磨き

毎日

爪切り

月1~2回(爪が伸びていたら)

耳掃除

頻繫にチェックし、汚れが気になったら掃除

 

【しつけのポイント】

ミニチュア・シュナウザーは賢く忠実な犬種で、比較的しつけはしやすい犬種と言われています。
しかし、頑固な一面もあるため、褒めて伸ばしてあげるほうがお互い楽しくトレーニングできるでしょう。

好ましい行動をしたときにほめる、好ましくない行動をした場合は、大げさに反応したり叱ったりせず、短く「ダメ」と伝えて無視することを心がけましょう。

また、警戒心もある犬種です。トリマーさん等を警戒しないように、幼いころから外の世界に慣れさせましょう。
生後3~12週の時期は社会化期と呼ばれ、犬が様々な刺激に適応できるようになる期間があります。
この期間に他の人や犬と触れ合わせることで、社交性のある子に育てることができるので、パピーパーティやパピークラスに参加することをおすすめします。

トイレトレーニング

決められた場所でトイレをできるようにする

クレートトレーニング

クレートに入ったまま大人しくできるようにする

コマンドトレーニング

「お手」「お座り」「伏せ」などのコマンドをこなせるようにする

噛み癖のトレーニング

噛んでよいもの・いけないものの区別できるようにさせる

吠え癖のトレーニング

無駄吠えをさせないようにする

リーダーウォークのトレーニング

引っ張ることなく、飼い主の横について散歩できるようにする

まとめ

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元気いっぱいで遊ぶのが大好きなミニチュア・シュナウザー。 表情も豊かですが、カットスタイルでも様々な表情をみせてくれます。

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ぷにぷにpaw編集部

動物看護師やトリマーの有資格者や愛犬家など犬が大好きな人が編集しております。 愛犬家の皆様に正しい情報をお伝えできるよう、わんちゃんについて日々勉強をしております。

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