「子犬の夜泣きがひどくて寝不足…」 「無視していいのか、なだめるべきなのか分からない」 そんな悩みを抱えている飼い主は少なくありません。 子犬を迎えたばかりの時期は、可愛さと同時に戸惑いも多いもの。 夜中に何度も鳴かれると「どうすれば泣き止むの?」「このまま続くの?」と不安になりますよね。 マンションやアパートに住んでいる場合、近所へご迷惑をかけてしまわないか気になり、余計に焦ってしまうこともあるでしょう。 子犬が夜泣きをするのには理由があります。 泣いてしまう気持ちを理解し、適切に対応すれば、少しずつ落ち着いていくことがほとんどです。 この記事では、子犬の夜泣きの主な原因と、今すぐ試せる対策 を詳しく解説します。 飼い主も子犬も安心してぐっすり眠れるよう、一緒に乗り越えていきましょう。
本記事の内容
1.子犬が夜泣きをする主な原因 2.夜泣きを放置しても大丈夫?対応の基本方針 3.今すぐできる子犬の夜泣き対策 4.夜泣きが続く場合に試したい追加の工夫 5.夜泣きが異常なケースと獣医師に相談すべきタイミング 6.おわりに
1. 子犬が夜泣きをする主な原因
夜泣きにはちゃんと理由があります。
まずは、子犬が何を感じているのかを理解することで、泣いている原因がわかるようになります。
原因がわかれば、この後に紹介する対処法を適切に選べるようになり、子犬も飼い主も安心して夜を迎えられるようになります。
ここでは子犬の夜泣きの主な原因をいくつか紹介します。
環境の変化による不安
生まれてからずっと一緒にいた母犬や兄弟と離れ、新しい家に来たばかりの子犬は、不安を感じやすくなります。
飼い主と離れる寂しさ
昼間は飼い主と過ごせても、夜になってひとりにされると寂しさが増し、泣いてしまうことがあります。
寝床が快適でない
寒すぎたり暑すぎたり、寝床が硬くて落ち着かない場合も夜泣きの原因になります。
体調不良
下痢や発熱、ケガなどで痛みや違和感があるときに泣くこともあります。
2. 夜泣きを放置しても大丈夫?対応の基本方針
子犬の夜泣きに対して、「無視するべき」「優しくなだめるべき」といった意見がありますが、どちらの方法が良いのかは状況によります。
完全に無視し続けると、子犬は「泣けば飼い主が来る」と学ばずに済む一方で、不安が強まり、かえって夜泣きが長引くことがあります。
逆に、すぐになだめてしまうと「泣けば構ってもらえる」と学んでしまい、夜泣きが習慣化する可能性があります。
どちらか一方に偏るのではなく、子犬の様子を見ながら慎重に対応することが大切です。
基本的な判断基準は次のとおりです。
- 不安や寂しさが原因なら、適度に安心させる対応をする
- 要求泣き(構ってほしくて泣く)なら、無視することが必要
ただし、どちらか一方に決めつけず、子犬の様子を見ながら調整していくことが大切です。
ステップ①:まずは泣き方を観察する
子犬の夜泣きには、大きく分けて次の2種類があります。
「クンクン」「キューン」といった小さな鳴き声(不安・寂しさ)
「ワンワン!」と大きな声で鳴く(要求泣き)
どちらのタイプかをしっかり観察しましょう。
ステップ②:適切な対応をする
子犬が「不安で泣いている」場合
- 完全に無視せず、小さな声で安心させる(「大丈夫だよ」「ここにいるよ」など)
- 視線を合わせたり、寝床の近くにいるだけでも落ち着くことがある
- 飼い主のにおいがついた布を寝床に置く
子犬が「構ってほしくて泣いている」場合
- すぐに反応せず、要求泣きが落ち着くまで待つ
- 鳴くたびに構ってしまうと、「泣けば来てもらえる」と学習してしまう
- 静かになったら声をかけたり、そっと近づく(泣いた直後に構うのはNG)
ステップ③:少しずつ「ひとりで寝ること」に慣れさせる
最初から完全に放置すると、逆に不安が強まることがあります。
少しずつ距離をとることで、自然に「ひとりで寝る」ことを覚えられるようにしましょう。
- 初日は寝床を飼い主のそばに置く
- 数日かけて少しずつ距離を離していく
- 完全に別の部屋にするのは、慣れてからでもOK
最初の数日は、子犬が落ち着くまで優しく声をかけたり、少し離れた位置から見守ったりする方法を試してみましょう。
無理に泣き止ませようとするのではなく、少しずつ環境に慣れていけるようにサポートすることが重要です。
焦らず段階的に進めることで、子犬も安心して夜を過ごせるようになり、自然と夜泣きが減っていきます。
3. 今すぐできる子犬の夜泣き対策
子犬の夜泣きは、環境に慣れる過程でよくあることですが、飼い主としてはできるだけ早く落ち着いて欲しいですよね。
ここでは、夜泣きをやめさせるためにすぐに試せる方法をいくつかご紹介します。
どれも手軽にできる方法ばかりですので、まずは試してみてください。
飼い主のにおいがついたものを置く
見慣れた飼い主のにおいが近くにあると、子犬はリラックスしやすくなります。
タオルや使い古したTシャツを寝床に入れることで、飼い主の存在を感じさせ、安心して眠れるようになります。
寝床の環境を整える
季節に合わせた寝床の調整も大切です。
寒い時期には湯たんぽを使ったり、夏場には涼しい場所を確保するなど、快適な環境を整えてあげると、子犬も安心して寝やすくなります。
夜寝る前にしっかり遊ばせる
寝る前にエネルギーを消費させておくと、子犬はぐっすりと深い眠りに入ることができます。
寝かせる前に少し遊んで適度に疲れさせることも、夜泣き防止に効果的な方法です。
クレートトレーニングで安心させる
クレート(小さなハウス)を寝床として使うことも効果的です。
クレートは「自分だけの安心できるスペース」になるため、環境に慣れるほど夜泣きが減る傾向があります。
すでにクレートに慣れている子犬なら、落ち着いて眠れる可能性が高まります。
もしクレートを使ったことがない場合は、普段から慣れさせることで、夜泣きの予防にもなります。
その場合は、無理に閉じ込めず、まずは開けた状態で自由に出入りできるようにしながら「ここは安心できる場所」だと学ばせていきましょう。
4. 夜泣きが続く場合に試したい追加の工夫
対策を試しても夜泣きが続く場合、以下の方法も取り入れてみてください。
落ち着く音を活用する
完全に静かな環境は、逆に子犬を不安にさせることがあります。
周囲の音が全くないと、子犬が孤独感を感じたり、夜の静けさに不安を覚えたりすることがあるのです。
そこで、ホワイトノイズやリラックスできる音を活用することが有効です。
例えば、扇風機の音や、寝室で静かに流れるヒーリングミュージックなどが落ち着くことがあります。
これらの音は、子犬にとって「安心できる背景音」となり、リラックスして眠れるようになることが多いです。
音の大きさや種類を調整しながら、子犬が心地よく感じる音を見つけてみましょう。
安心できるグッズを使う
子犬は、母犬や兄弟たちと一緒に過ごしていたため、孤独を感じやすい傾向があります。
そんな時、ぬいぐるみや、母犬の心音に似た音が出るグッズを使うと、安心感を与えることができます。
例えば、ぬいぐるみを寝床に入れることで、触れるものがあれば心細さが軽減されます。
また、心音グッズは、母犬の心音を模倣しているため、子犬にとって「母犬が近くにいるような感覚」を与え、落ち着きやすくなります。
このようなグッズを寝床に置いてあげることで、夜泣きが改善されることがよくあります。
少しずつ「ひとりで寝ること」に慣れさせる
子犬にとって、寝る場所を自分一人で過ごすことに不安を感じるのは当然です。
特に初めての夜を迎える子犬は、飼い主の存在を強く求めます。
そんな時、最初から完全にひとりで寝かせるのは負担が大きいため、少しずつ「ひとりで寝ること」に慣れさせる方法を試してみましょう。
最初は寝床を飼い主のベッドの近くに置き、子犬が安心できるようにします。
徐々に距離を広げていくことで、子犬が独りで寝ることに少しずつ慣れていきます。
この方法なら、急激に環境が変わることなく、子犬が安心しながらひとり寝を習得できるでしょう。
5. 夜泣きが異常なケースと獣医師に相談すべきタイミング
通常、子犬の夜泣きは時間とともに収まりますが、次のような場合は獣医師に相談しましょう。
甲高い鳴き声や苦しそうな様子がある
急に異常な鳴き方をしたり、呼吸が苦しそうな場合は注意が必要です。
長時間泣き続ける・日中も異常に不安がる
夜だけでなく、日中も極端に落ち着きがなく、不安そうにしている場合は何らかの問題がある可能性があります。
食欲不振や下痢などの体調不良を伴う
体調不良が原因で泣いている場合もあるので、異変があれば早めに受診しましょう。
6. おわりに
子犬の夜泣きは、新しい環境に慣れるまでの一時的なものです。適切な対策をすれば、徐々に落ち着いていきます。 夜泣きを完全になくすことを焦らず、少しずつ子犬が安心して過ごせる環境を整えていきましょう。 飼い主自身も無理をせず、長い目で見守ってあげましょう。 子犬の夜泣きが少しでも早く落ち着き、快適な生活が送れるよう願っています。 ・子犬の夜泣きは、新しい環境に慣れる過程でよくあること。焦らず対応する。 ・飼い主のにおいやクレートル、快適な寝床環境で子犬を安心させる。 ・夜泣きが続く場合は、落ち着く音やぬいぐるみを使って安心感を与える。 ・徐々に「ひとりで寝ること」に慣れさせ、独り寝に向けたステップを踏む。 ・飼い主も無理せず、休息をとりながら子犬をサポートする。 これらのポイントを試しながら、子犬が安心できる環境を作り、穏やかな夜を迎えることができるようにしましょう。