子犬の時にクンクン鳴くことはあると思いますが、成犬になってもクンクン鳴いていると、「どうしたのかな…」と思いませんか? 実は成犬がクンクン鳴くのは、ある理由があるからです。 どうして成犬がクンクン鳴くのかを知ることで、より良いコミュニケーションをとることにもつながります。 そこで成犬がクンクン鳴くのはどうして?の疑問にお答えいたします。
成犬がクンクン鳴く理由
犬がクンクンと鳴く理由は「飼い主に甘えたいと思っている」「多頭飼いになって他の犬に飼い主を取られてしまうと思っている」「飼い主と離れるのが寂しいから」の3つがあげられます。
1) 飼い主に甘えたいと思っている
成犬になってもクンクン鳴くのは、飼い主に甘えたいという気持ちからくることが多いです。
犬が甘えたいと思う時には、
・お留守番が単純に寂しかったから
・雷など大きな音を発する出来事があり、怖かったから
・飼い主のそばにいることが嬉しいから
などが考えられますね。
こんなワンちゃんの姿もかわいいですね。
初めて犬を飼う方は、成犬になってもクンクン鳴いていると「これは何かおかしいんじゃないか?」 と心配になってしまうことがあります。
人間が大人になると甘える回数は少なくなりますが、犬はやっぱり飼い主が1番!
飼い主のことを信頼して甘えたいと思うことがあるんです。
ですから、このような場合はそんなに心配しなくても大丈夫です。
2) 多頭飼いになって他の犬に飼い主を取られてしまうと思っている
犬を1匹で飼っている時は問題ないのですが、2匹、3匹と仲間が増えていくにつれて、先住犬が不安になることがあります。
飼い主が、先住犬から順番に愛情を注いでいるつもりでも、どうしても後から来た犬に手がかかってしまうこともあるでしょう。
そうすると、先住犬は飼い主を取られたという感覚になってしまい、飼い主に甘えることで自分の存在を知らせています。
多頭飼いを始めると、「もうお兄ちゃんなんだからそんな風に鳴かないの」と突っぱねてしまうことはありませんか?
お兄ちゃんという意識を持ってもらおうとすればするほど、成犬になってもクンクン鳴いて、飼い主の興味を引きたくなってしまう犬もいることを覚えておくと良いでしょう。
3) 飼い主と離れるのが寂しいから
単純に飼い主と離れるのが寂しくて、クンクン鳴くこともあります。
これは飼い主と犬との信頼関係が築けていない時に起こることが多いです。
例えば、飼い主が仕事に行く時に成犬になってもクンクン鳴くということは、「もしかしたら帰ってこないんじゃないのかな?」と、思ってしまっている可能性があります。
仕事が終わって、同僚の家についつい泊まってしまったり、犬をずっと1人でさせておいしまうようなことはありませんか?
帰ってくると信じて待っているのに裏切られてしまう経験をすると、成犬になってもクンクン鳴く状態が続いてしまうので、気をつけたいところです。
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