2020年6月3日。アメリカのフロリダ州に住むマーシャル・バトラー君(3歳)がくつや服などを身につけず、突然姿を消してしまいました。 彼は「自閉スペクトラム症」という発達障害を患っており、コミュニケーションを取ることが難しい子供でした。 そのため、より一層ご家族は心配してバトラー君を探しました。 その捜索の中、2頭の飼い犬もいないことに気づきました。 なんと、その2頭の犬たちは、バトラー君をしっかり守っていたのでした。
1. マーシャル・バトラー君はどこに行った?
自宅周辺は木々が生い茂る森のような場所でした。 バトラー君の家族は自分たちだけでは探しきれないと地元の保安官にSOSを出しました。 一刻を争う状況です。 保安官をはじめ、近所の住民らが一体となり、大掛かりな捜索が始まりました。 すると、その日の午後遅く、自宅から約1.6キロ離れた川のそばで、捜索に協力してくれた隣人によりバトラー君は無事発見されたのです。
2. その時の様子は…?
バトラー君がいなくなった際、ナラとバックウィートという名前の2頭の飼い犬の姿もいなくなりました。 「もしかしたらナラとバックウィートが一緒にいてくれるかもしれない!」 そんな家族の願いが通じたのか、発見された時にはバトラー君を守るかのようにこの2頭の犬がピッタリと寄り添っていたそうです。
3. 2頭の飼い犬と家族の素晴らしい絆
バトラー君が一人で家を出ていったのを見たナラとバックウィートは後を追いかけてついて行ったようです。 この2頭がしっかり守ってくれたお陰でしょうか? バトラー君は発見された時、あたりを歩き回って汚れてはいたものの、怪我などは一切していなかったようです。
【まとめ】
犬はもともと忠誠心が強く、とてもかしこい動物である上に、家族の絆を大切にします。 今回のナラとバックウィートのように家族の異変を瞬時に察知し、飼い主を守る行為は、家族への忠誠心と深い絆の賜物といえるのではないでしょうか。