2015年2月、米国ニュージャージー州の動物病院にて1頭の引退した警察犬が大勢の警察官や警察犬など仲間たちに見送られながら天国へと旅立ちました。 その感動的なお別れの様子が全米で報道されると、人々はその警察犬の功績を改めてたたえるとともに、心からの敬意を表することになりました。
名犬ジャッジ!お仕事は市民を守る警察犬
その警察犬はジャーマンシェパード9歳、名前はジャッジであり、2007年より6年間、警察犬として相棒のマイケル・フランクス巡査長と市民の安全を守るべく職責を果たしてきました。 その功績は現場への出動回数は280回、実に150人もの容疑者逮捕を記録しており、ジャッジは警察犬の名犬中の名犬なのです。 2013年に警察犬を引退してからは、犬がかかりやすい病気であるクッシング病を発症し、懸命に治療や手術を行っていましたが、残念ながら回復の見込みがなくなったのです。 最近のジャッジは、一段と衰弱し厳しくつらい状態が続いていたため、もう苦痛から解放してあげる時期がきたと考え、フランクスと家族は安楽死という苦渋の決断を下します。 その日、聖フランシス動物病院には、警察署職員と警察犬、関係者など大勢がジャッジのために集まり、もう二度と会えなくなる悲しみを抑えながらジャッジの到着を待ちました。 そしてフランクス巡査長に連れられたジャッジがあらわれ、その口に咥えられていたのは警察犬時代に訓練で使用した犯人逮捕用具の袖でした。 警察官や病院職員は、病院入口に整列して全員でジャッジに敬礼、その皆の思いが伝わったのか、ここのところ寝たきりのジャッジでしたが、自力でしっかり歩き病院の中へと消えていったのです。 この最後の光景、自力で歩くジャッジの頑張りには、警察犬として任務遂行してきた強いプライドが感じ取られますし、改めてジャッジに心から敬意を表すとともに彼のご冥福を祈るものです。 出典元:https://www.youtube.com/watch?time_continue=6&v=zNCLeasOy10&feature=emb_logo 本記事の元となる記事など:https://news.livedoor.com/article/detail/9824591/