カナダのオンタリオ州の田舎町で雌の野良犬が倒れているのが発見された。 辺りはすでに日が暮れて真っ暗なうえに雪の舞っている寒い日の出来事だったという。
寒さから子猫を救った雌犬の物語
発見当時、雌犬には5匹の黒い子猫が寄り添っていたそうだ。 小さな猫たちだけでは寒さの中で生き延びることは難しかっただろうから、この雌犬は種族を超えて子猫を救ったと言える。 この感動の物語はカナダを含む北米各地で話題となった。 「Serenity(セレニティ)」と名付けられた雌犬と子猫たちをまとめて引き取ろうと名乗り出ている方がすでに30人以上いるそうだが、子猫たちはもう少し大きくなるまで現在保護されている団体で飼育される予定である。 なぜ6匹が同じ場所にいたのかは分からないが、セレニティは保護された後も親のように子猫たちの面倒を見ているそうだ。 セレニティは雌犬ということで子猫たちを見つけた時に本能的に母性が芽生え、冷えた体を自分の体温で温めてあげようとしたのかもしれない。 ただ、深い意味付けをしなくとも彼女が子猫たちを救ったという事実こそが重要だ。 筆者も動物の種族を飛び越えた深い愛情に感動を覚えた。 出典元:https://www.foxnews.com/world/canada-dog-shielding-cats-side-of-road