• きもち・しぐさ
  • 2021/01/19

犬はなぜマウンティングをするの? 理由や対処法紹介

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人前でされると困ってしまう犬の行動の一つに、マウンティングがあります。 マウンティングとは、他の犬や人、モノにのしかかるように前脚で押さえ、腰を振る動きのことです。初めてこの行動を見た飼い主さんの多くは、犬が性的に興奮しているのだと思うでしょう。しかし、マウンティングをする理由はそれだけではありません。 この記事では、愛犬が、他の犬や人、モノに対してマウンティングする場合の主な理由3つと、その見分け方、そして対処法について解説していきます。

1.犬が性的な興奮でマウンティングする場合

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犬がマウンティングをする理由の一つとして、性的な興奮が挙げられます。 未去勢のオス犬が行う場合の多くは、この理由です。まずはオス犬の発情のメカニズムについて解説します。 メス犬には、年に二回発情期があり、その際に発情するとフェロモンを発します。そのフェロモンを、オス犬は「鋤鼻器(ジョビキ)」(別名:ヤコブソン器官)と呼ばれる器官で感知します。この器官は通常の嗅覚が脳に伝わるのとは違う、専用の神経で匂いを判別する脳の中の嗅球という場所に繋がっており、この器官でフェロモンを感じ取ることによってオスは発情に至ります。この器官は、鼻腔の中を仕切る壁の下のあたりに、前後に長く存在するフェロモンの受容器官です。犬の場合は口腔(口の中の空間)と鼻腔(鼻の中の空間)を結ぶ細い管に連結していて、その管を通して外気のフェロモンを受容し、脳内の副鼻球という部分に投影します。 これにより、オスは発情に至ります。ちなみに、人の場合は胎児期には存在しますが、成長に伴って退化します。 犬は、フェロモンをより効率的に鋤鼻腔に取り入れるために、口を開閉しながらフガフガと息を吸い込むような独特な呼吸をする事があります。これをフレーメン反応と言います。オス犬がメス犬のフェロモンを嗅ぎ取る時は、このフレーメン反応も同時に見られる可能性があります。ですので、マウンティングの原因を探るためにも、こうした反応が起こっているかどうか注意して観察しましょう。性的な興奮によるマウンティングは、大抵の場合は去勢手術で解決します。 ただし、避妊・去勢手術をした場合でも、既にマウンティングが癖づいている場合は、手術後も、この行動が見られる場合があります。

2. 上下関係を示すために犬はマウンティングをする

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メス犬がオス犬にマウンティングをする場合や、同性同士でマウンティングを行う場合、他にも飼い主さんに対して行うような場合は、上下関係を示すためという理由が考えられます。犬は群れ社会を形成する動物なので、その中での順位付けを重要視する傾向にあります。自分の優位性を示すための行動を示威行動と呼び、性別関係なく行うような場合のマウンティングはこの示威行動にあたります。そしてこのような場合には、マウンティングだけではなく体全体で優位性をアピールしている事が多いです。 例えば、尻尾を高く上げ、胸をはり、耳を立てるなどの姿勢がよく見られます。ですので、マウンティングの理由を理解するためにも、その前後の犬の姿勢も注意して観察しましょう。 犬が示威行動として飼い主さんにマウンティングをしてきた場合には、立ち上がったり、膝で押し返したりしてやめさせるのが良いでしょう。マウンティングを許していると、犬が家族内での自分が優位に立っていると認識してしまう可能性があります。そうなってしまうと、トレーニングの際に言う事を聞かなくなったり、飼い主に対して吠えたり噛んだりするなどの問題行動に繋がる事もあります。

3. 興奮して犬はマウンティングしている

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遊んでいる時や、気持ちが高ぶっている時にマウンティングをする場合は、このパターンが多いです。この場合には、マウンティングしたら遊びを一回中止し、落ち着いたらオヤツを与えるなどの、しつけを行いましょう。 また、そもそも過度に興奮するような状況を作らないように、適度にクールダウンを挟むのもコツの一つです。

犬のマウンティングがけがにつながることも

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犬のマウンティングの原因には、性的に興奮している場合や優位性を示そうとしている場合、興奮している場合などが挙げられます。それぞれの原因によって別の行動が現れる事もあるので、マウンティングの前後の犬のしぐさにも注意してみましょう。 マウンティングは、犬自身に悪気はなくても、ケガをさせてしまうなど相手に迷惑をかけてしまう事が多いです。原因をしっかり理解した上で、犬との関係が悪くならないように対応しましょう。

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harago

動物看護士、動物飼育スタッフ、生態販売員として勤務。 現在はドッグライフカウンセラーや愛玩動物救命士などの資格を活かし、webライターとして情報を発信しています。

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