※画像はイメージです 私たち日本人には想像もできないかもしれませんが、世界には犬を食す文化を持つ国々があります。 この記事ではそんな犬食文化を持つ国をいくつか紹介します。
犬食文化を持つ国々
1. 中国 中国では世界で食用に処理される犬年間2000〜3000万匹のうち、なんと1000万匹が処理される場所だと言われています。 犬肉祭と言われる大きな催しでは、1回に10万匹の犬が食用として提供されるようです。 中国は過去に腐った肉の流通など、商品への信頼性が低いことから、その場で犬を殺して処理することで品質担保をすることも少なくなく、国内外でも問題視されています。 2. 韓国 韓国では犬食文化は徐々に縮小しているようです。 これは、1988年のソウルオリンピックの際に、犬食に関して五輪参加国から非難を受け、犬料理を出す路面店を裏通りに移転させたり、愛玩用としての犬の飼育者が増加したことが理由として挙げられます。 しかし、文化的背景から犬食は完全になくなるわけではなく、2002年のFIFAワールドカップの時にFIFAが犬食文化の廃絶を申し入れた際、韓国はこれを拒否した過去があります。 3. アメリカ(ハワイ) 意外かもしれませんが、アメリカでも犬食文化の残る場所があります。それがハワイです。 もっとも、ハワイは元来、白人ではなくポリネシア系民族の暮らす土地だったため、原住民の文化が残っているものと思われます。
犬食文化は悪?
現代に生きる私たちは食卓に上がる豚肉や牛肉、鶏肉がどのようにして自分たちの手に渡るのかを見たことがない人も多いのではないのでしょうか? 私も映像で食肉加工工場の様子を短い時間しか見たことがありません。 現前な事実として、我々が肉を食べるために動物の命が奪われていることは確かです。 他国ではまだ現存しているが自国ではあり得ない食文化を悪と見做すのはどうなのでしょうか? 例えばわが国では馬肉や鯨肉を食べる文化がこれに該当します。 ですから、犬食という食文化を悪とは言えないのではないかと私は考えます。 処理の仕方が動物に最も苦しみを与えない方法か、そうでないかという議論は別として、私たちも生きるため、食べるために動物を殺していることを認識し、命をいただいている事に対して、有り難くいただくという気持ちが大切であると思います。