• シニア犬
  • 2020/01/27

高齢犬で起こる甲状腺癌|腫瘍の治療とは?

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犬の甲状腺ガンは発症する年齢が高く10才前後での発症が多くなっている腫瘍になります。 また、オスでもメスでも起こる疾患で左右の甲状腺の両方が腫瘍化することも珍しくありません。(両側性の発症が顕著)

1.高齢犬で起こる甲状腺の腫瘍|甲状腺癌とは?

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高齢犬で起こる甲状腺ガンは犬の腫瘍の中では珍しく両側性に起こることが多く、基本的に内分泌に関する臓器が腫瘍化するとホルモン分泌量が上がり、それに伴う症状が見られますが甲状腺がんに関してはこれが異なります。

1) 高齢犬で起こる甲状腺がんの特徴

犬の甲状腺がんは浸潤性が高い?


高齢犬で起こる甲状腺がんはホルモンが増加するタイプよりも低下するタイプが多く、浸潤性が非常に高いことも特徴です。


浸潤性とは腫瘍が広がっていくことをさしていて、がん細胞が周囲の組織を巻き込みつつ増殖していきます。


甲状腺の周囲には気管や食道がありますのでこれらに障害をきたすことが多いです。



2) 上皮小体との関連

犬の甲状腺の側には上皮小体という気管が付着しています。


この上皮小体は身体における血中カルシウム濃度の調節を行なっています。


治療の一貫として外科的に甲状腺摘出を行なった場合の上皮小体への影響も考慮しなければいけません。



3) 上皮小体機能低下症の続発

上皮小体機能低下症という疾患を続発し、これは上皮小体の血中カルシウム濃度を安定化させるホルモン|パラソルモン(PTH)という物質の作用が弱くなってしまうことで低カルシウム血症を呈す疾患になります。


低カルシウム血症の症状には神経や筋肉の興奮が増加する事による反射の増強、痙攣などがあります。


2.高齢犬の甲状腺ガンの治療

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高齢犬の甲状腺がんの治療としては早期発見、早期治療が望ましく、切除したとしても片方の甲状腺、腫瘍の浸潤がない場合で生存期間が1年を切ってしまうことが考えられます。 転移率も非常に高い悪性腫瘍です。 治療は外科的な切除が考えられますが、前述の上皮小体機能低下症を考慮して行なわなければなりません。 非常に術後の管理も重要になってきます。 また、遠隔転移している場合や外科的切除のサポートを考え化学療法として抗がん剤の投与も考えます。 高齢犬で起こる内分泌疾患はクッシング症候群もあります。

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