犬を飼い始めると、いろいろなことを一緒に楽しみたいですよね。 散歩もそのひとつでしょう。 しかし、迎え入れた犬はすぐに散歩に出せるわけではありません。 散歩デビューをする前に、必要な準備があります。 心配なく散歩を楽しめるよう、準備や散歩に出せる時期、散歩の必要性について解説します。
1.犬の散歩はいつから?
1)予防接種 母犬からの母乳を通して受け取っていた免疫が少しずつ薄れていくため、ワクチンによる予防接種で感染症から身を守ってやる必要があります。 予防接種は、病院にもよりますが生後16週頃までに2~3回実施されます。 2)抗体が作られるのを待つ 予防接種を受けてもすぐに抗体ができるわけではないので、予防接種を受けてから2週間ほどは散歩に連れ出すことができません。 予防接種を受ける際、獣医師からの説明をしっかり聞いておきましょう。獣医師からの許可が出た日から、散歩に出せることになります。
2.犬の散歩の必要性を知り、いつから開始するのか考える
1)運動による体力の強化とストレス発散 運動することで筋力の衰えを防ぎ、体調管理につながります。 また、外を歩くことは犬にとっていい刺激を受けることになります。 2)社会性が育つ 犬の社会性を育てることは、とても重要です。 散歩によっていろいろな環境に慣れる、刺激を受けるといった経験が社会性を育てるのです。 犬が暮らす環境に慣れていくきっかけにもなります。 子犬のうちに積極的に散歩に出し、たくさんの体験をさせてあげましょう。
3.いつからでも犬を散歩に出せるようにするための準備
1)外の環境に慣らしておく 散歩に出せるようになってからいきなり初めて外に出されると、犬は戸惑ってしまいます。 見たことのないものや、聞いたことのない音。 どれも初めてで、びっくりしてしまいます。 家の中から窓の外を見せることから始め、抱っこしての散歩で慣らしておきましょう。 また、社会性を育てるという意味でも、予防接種の終わっていない早い時期から外の環境に触れさせていくことが大切です。 2)最低限のしつけをする お散歩デビューの前に、家の中でリードをつけて歩く練習をしておくとスムーズでしょう。 初めてのリードを嫌がる場合がありますし、絡まって上手く歩けない場合もあります。 少しずつでいいので、早い段階で馴らしていくといいでしょう。 3)最初は家の周りから 初めてのお散歩のときは、家の周りから少しずつ距離を伸ばしていきましょう。 そして、慣れるにつれて散歩のマナーをしつけていくことも重要です。